よく共働きは収入比=家事分担比にすればいいみたいな意見見るけど全く同意できない
このテーマで色々考えてみたので書き起こしてみる
妻に不満が溜まりやすい
まず男女の平均賃金ですでに差があるのに家事分担比も連動させようって魂胆がめっちゃ嫌
妻の方が収入が上だとしてもまだまだ少数派で、家事分担比が基本的に女性に偏る傾向というのはあるわけで・・
ちなみにフルタイムだと夫1.8時間、妻4.1時間とのこと
やっぱり2倍以上にはなるわね
保育園や学校からの連絡も母に入るし提出物の対応も基本母が対応するし
なんだかんだと、やっぱり女性が細かいことやらされてるんだよね
家事が得意だとしても
妻の方が家事が得意な家庭は多いと思う
これも得意っていうか経験だけどね・・男性だって一人暮らしが長い人は1人でできるわけだし
それで結婚すると世話好きな女性は細々と周りのことやってあげて、男性もケアされると嬉しいから甘んじちゃう
そのままのバランスで育児がスタートすると、我が家のように産後クライシスまっしぐら
家事が得意だとしても、子供というニューキャラクターが登場すると生活が激変するんだよね
それまで得意だった家事パフォーマンスはガタ落ちして、夫は「1日家にいたのに何してたの?」みたいな地雷をガンガン踏んでくる
精神論でどうにかするんじゃなく、冷静に現実を見て方向転換することが必要なのだ
収入比4:1 家事分担比1:2:7
現在我が家の収入比はおよそ4:1、夫が稼ぎ頭だ
冒頭の理論をベースにすると、稼ぎの少ない私が家事の4/5はやれって話になる
でも私これどーーーしても受け入れられなかったね
結婚時の収入比は2:1、でも産後柔軟な働き方を求めた結果私の収入は落ち、
夫は家のことをさほど気にすることなく順調にキャリアを積んで順調に昇給
しかも転勤族だぜ?結婚前の仕事もぶった斬られて妻は将来のキャリアもくそもないわけ
今ある選択肢のなかでどれが暫定ベストか禿げるほど考えてきたのだから
その過程をガン無視して「収入ダウンしたんだから家事多めにやりや」とか、ふざけんなって話
ここは夫にもよーーーーく話したよね
貴方が今の仕事を辞めたくないのと同じように、私も仕事辞めたくなかったって
でもウジウジしててもしょうがない
育休中に放送大学に入って勉強し、激戦保活を経て第一希望の園に内定し、フルリモートの仕事が始まった
勉強の楽しさにも目覚めて知的好奇心が止まらない
この暮らしをなんとかストレス無く回すために我が家が達した結論は
夫か妻かじゃなくて、どっちもやりたくない事は外部に投げちゃおうぜ!!
ってこと
今は家事分担比=夫1:妻2:家電外注7 ってところか
一単位30分くらいなので夫30分、妻1時間ほど。このくらいなら全く苦じゃないね
ヨシケイのおかげで献立考えと買い物と在庫管理からの解放、電気衣類乾燥機のおかげで干す・取り込む・天気を気にすることからの解放がめちゃくちゃ大きい
でも、野菜を切ったり煮込んだり調味して綺麗に盛り付ける作業は好きだし、洗濯物を丁寧に畳む作業も超好き
家事って複数のタスクで成立しているので、どのタスクが好きでどのタスクが嫌かってのを考えるとどれを外部に投げたいかってのがわかるんではなかろうか
ちなみに料理代行の作り置きサービスは、味のマッチングと冷凍による品質の低下が気になり、ちょっと合わなかった。。
自分である程度切ったり味付けしたりしたい、という私のニーズに合致したヨシケイ万歳
その代わり育休中重宝したホットクックがお蔵入りしかけているが・・
食洗機と電気衣類乾燥機とルンバがウィンウィン動く中、コーヒーをゆっくり飲みながら仕事してるといい時代になったなぁ〜と思う
次の転勤までの時限生活だけど、もうどうなるか分からない将来のことなんて考えて今やりたい事に二の足踏むのはやめたんだ
メンタルがとっても健康!
夫の収入は適正なのか
いや大企業会社員はすごいよ?激しい競争の中勝ち取れた椅子だしね
私も大企業総合職めっちゃ憧れて就活で色々受けたけど全落ち
大企業コンプレックスを拗らせたまま現地採用で働き
駐在員の夫と結婚し、自分のコンプレックスが解消するかと思いきや逆で
憧れの大企業で働く夫への羨望と家の中での体たらくへの失望で混乱した
というかあれ?私の方が能力があるのでは・・?と思い始め、はたと気づいた
夫が得意なのは「大企業サラリーマンとしての立ち居振る舞い」であり
収入差は能力の多寡ではないのではないか
夫にふと「まじで純粋に今の自分の仕事内容に適正な年収つけるとしたらいくらだと思う?」と聞いたら「300万くらいかな・・」と返ってきた
じゃ収入差ほとんど無いやん!
夫も家事育児の戦力に引き込む
一昔前だったら外で働いてる父親に家事までさせるなんて・・って価値観だったろう
今の30代だと親は性別役割分業が主流で、男は仕事で女は家事育児ってはっきり分かれてたしね
でもこれからの時代、男も家事育児、女も仕事、となっていった方が双方ハッピーだと私は思うのね
社会に出ることで妻も刺激になるし夫との会話も弾むし
家事育児することで夫がこりゃー大変だ、と理解と労いが生まれる
夫も家庭では大事な戦力だよ!って認識は夫自身にも良い影響があると思う
例えばヨシケイは紙のレシピがあり使う食材がまとまっているので夫婦でバトンタッチが出来る
子供がママじゃなきゃイヤー!となった時、続き宜しく、と夫に任せられる
お迎え前に食材だけ切っておいて、夫が帰ってきたらあとは作ってもらう など
かなり柔軟な運用ができることも発見した
食べながら野菜の切り方や火の通りについてあーだこーだ話して、次はちゃんと細かく切って火の通りも完璧なものが出てきて、美味しいー!と言った時の夫の顔は満更ではない
次はここを改善せねばと張り切る夫を見て内心しめた・・と思ってる
夫を家事育児に引っ張り込む。見せてあげる。やらせてみる。褒める、喜ぶ。感謝する。任せていく。
あれ、どこかで聞いたような…
やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ。話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず。やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず。
➖山本五十六➖
まさか五十六先生も現代で夫に家事育児を任せたい妻に向けたメッセージになってるとは思うまい
この名言もタイトル「男の修行」だけど、現代日本では「女の修行」としても通じるのでは
家事育児を自分の聖域とせず、男性を迎え入れて一緒にやっていく、、なんか深い!!
というわけで、収入比=家事分担比なんて理論やめて、どっちもやりたくない事は家電や外注に投げて夫婦でのんびりする時間を捻出しようって話でした
熱く語ったー