読み終えた感想は、
女性と若者を使い捨てられるようにしてきたネオリベ政策、最悪だな!という怒りと
なんだ、自分の能力不足でキャリアが積めないわけじゃなかったんだ、という安堵
これまで溜め込んできた大小様々なモヤモヤが、幾分スッキリしました
就活では授業全然聞いてなさそうなチャラチャラしてた男たちがどんどん内定をとっていくのをなんでーー?って思いで見ていたし
自分はそんなに能力が低かったのか・・と落ち込んだりして
でも一般職みたいな仕事はしたくない、と思って海外に飛び出したけど
就活で失敗した負け組みたいな思いはずっと持っていました
この本を読んで、それもそのはず、男性が決めたルールの土俵に、俺らと勝負したい女来ていいよ〜、と言われて向かっていったたくさんの大卒女性が負けまくって土俵の外に投げ出されるのは当然じゃんか・・と
土俵外の枡席にはオヤジが用意した一般職という座布団が用意されていて
負けちゃった女の子、勝負したくない女の子、こっちに良い席あるよ〜と誘導してちょこんと座ってオヤジにお茶を出して
後ろがつかえてるから、そろそろ枡席出てってね、って圧がかかったりする
私は国技館から出てそのまま成田空港に向かったクチだけど
結婚してまた国技館に戻ってきて、今度は「派遣社員」枡席に座り
ここはここでまた正社員とは違い、いきなり座布団ごとひっくり返される危険のある弱い席だけど、若者や女性が列をなしている
土俵は今や男性すら負ける激戦の様相を呈している
自分は妊娠中座布団を掴まれつつも、からがら産育休をとってまだ何とか座れているという状況ですね
なぜか相撲のイメージになってしまった笑
この本が出版された2013年は派遣社員に育休が認められてないとあり
調べてみたら2017年の改正育児介護休業法から認められたようで
これは育休が1年半から最長2年取れるようになったのと同時期ですね
派遣社員の育休の歴史ってすごい浅いんだなと驚きました
派遣で2年育休を取ってるのはかなり希少種なのかもしれない
これも先人の女性労働者が待遇を勝ち取るために闘ってくれた結果だと思うと有難いと思わずにはいられない😭
うちは夫婦同い年で同じ時期に就活していたけど
大学のレベルは同じくらいなのに夫は2、3個内定をとって
典型的な日本型企業に勤めて長期能力蓄積型社員として社内キャリアを積んでる
中高大の成績表を比べたことがあるけど、私が◎、4・5、AA・Aが多かったのに対し
夫は△・○、3、Bが多く、明らかに私の方が成績良かったのよねーー
その時はあはは〜で終わったけど、考えてみたら悔しいことだなぁと
ポストが人を育てるなら、私にも相応のポストを与えられていれば同じくらい、いやそれ以上稼ぐことができたんじゃないか、と思わなくもないわけです。これはちょっと大見得切りすぎか。
育休中だって何も考えてないわけじゃない、いかに家事を効率よく回して/外注して育児や自分の時間を作るか、物を増やさず使い回せるよう考え、動線を考えて家具や物を配置し、細かい家の不具合を修繕して、家計簿つけて余剰資金や普通預金をどんどん資産運用に回し、試しに株を買ってみたりして優待を楽しみつつ経済の動向を勉強したりしているわけです
小さいことかもしれないけど、かなりレベル高い動きをしてると思うんよねぇ
それでも私に入るお金は給付金の十数万
いや金額としては十分、自分自身に使ってるお金なんて学費を抜けば月2万もあれば足りるし
夫のお陰で衣食住も足りてる
でもなんか、普段の生活見ていても夫は本当に抜けてたりビックリするミスしたりで
本当は私の方が能力高いんちゃう?と思ったりするわけです
俺がこんなに稼いでるのすごくない?と言われると、何とも言えない思いで「そうだね、すごいね、夫くんありがとう」と言うしかない
なんだかなーーですよ
でも、能力が足りなかったから総合職に就けなかったんだよ!って自責の念が消えたのはとても嬉しい
自分でネオリベ的価値観を相当内面化してたんだなぁ、と
能力はあったけど政治のせいで活かせなかったんだ、こんな社会にしたオヤジ政治家馬鹿だなぁと変換して
もっとこの国の構造について知りたい欲が湧いてきた😀