ツタヤの発掘良品の一本

なんとなく気になったんで借りてきました

 

ドイツ映画です

気になる映画ってヨーロッパ映画が多いですね

これはちょっと不思議な雰囲気の映画でした

 

密入国したロシア人の主人公は空港で暮らしています

ちょっとトムハンクスの「ターミナル」を彷彿させますね

ターミナルではけっこう優雅にトムハンクスは暮らしていましたが

こちらの映画では空港の地下に隠れて底辺の暮らしです

 

主人公が密入国した理由や

格差社会を見せつけられる場面

ヒロインの置かれた状況など

深刻な状態なのですが

ユーモアを交えて軽いタッチで描かれています

そこらの重さと軽さのバランスがいいな~と

 

最初の緊迫したシーンからの展開も面白いし

わたしが一番好きなのは

あちらこちらで重要な役割を果たすヤギのおじさん

この人の存在で重苦しい題材に光がさして

クスッと笑えるんですよね

(非現実的な展開と言われればそれまでですが

シンクロニシティに導かれていると見れば

興味深い展開です)

 

すごい名作というわけではないんですが

不思議な味わいの映画なんで

気になった方は見ても損はないかも?

 

急にインド映画風になったり

後半の急展開には

ないわ!って思う人もいるでしょうが

わたしはこういう不思議な展開もありだと思うんですよね!

 

予告にもしっかりネタバレがあるし

なくてもその展開は予想できるんだけど

最後の最後での展開は想像できなかったなぁ

ほのぼのハッピーでいいんじゃないかしら

その後うまくいく保証はないけど

うまくいってほしいと思いました