準備完了！ガソリンは満タンや！

さて「唄モノステーション」のツアーが明日の札幌からスタートします。19周年目は、まず「唄モノステーション」ツアーから。いろいろと考えて練ったセットリストは、おもてなしの気持ちです。リハーサルを繰り返し、時にはどんでん返しで1から作り直しなんて事もあったり。ツアー前はワクワクとピリピリとビビリで大変す。

さぁいよいよスタート。来てくれる皆さんには「ありがとう」と「楽しんでいって！」って気持ちです。平均年齢37歳の泥だらけロックバンドを応援し続けてるって事を不思議に思わない皆さんにビックリスペクト。ただただ感謝しかないです。出来る事はカッコ良くて素敵なメッセージを心に突き刺す事だけですけど、どーぞよろしく。

この前ウルフルズの武道館見に行かせてもらったんやけど、ウルフルズは僕らよりキャリアも長いし歳も先輩で、武道館に集まった人達は全力でウルフルズが好きで、僕もですが。そのファンの人達の人生の決定的な場面には必ずウルフルズが流れてたって事じゃないですか。それすげー！それすげー！って思って見ながら思って。僕の16歳にはサンサンサンが流れてたし、17歳でガッツ、18歳でバンザイ。。。そんな事を考えて客席に居ながら客席を見回して「この人達もそうなんやろな～」と思ってました。泣きそうでした。ウルフルズのメンバーがステージで「今日は来てくれてありがとうございます」て言うんやけど、こっちからしたら「いやいや、いつもええ歌ありがとうございます！」て感じで見てるやん？アンコールも終わったら「ありがとう！」て帰るやん、こっちは「いやいや、こっちこそほんまありがとう！」て感じやん？そんな感じでファン目線とステージ目線で気持ちがシンクロしてきて、なるほど～支え合ってるとはまさにこの事か！！と。心に突き刺さったメッセージは、その人の人生に赤ペンチェックされていつまでも残るんやなーと。だから、僕らは試験前の学生のノートみたいに赤ペンチェックだらけにする気持ちで歌わなあかん。それが突き刺さって「今日は来てくれてありがとう！」「いやいや、イナ戦ありがとう！」とるんやね。客席から見たお客さんの顔は忘れません。

でも、もはやウルフルズは、四人でステージ出て来てくれただけで「ありがとう」って僕は思ってしまうんやけど（笑）それってのも、すでに心に突き刺さってるからなんやろうね。

そう、例えば応援してるファイターなんかも、勝ち負けあっての試合やけど、どれだけ生き様見せてくれるかってところあるもんね。その日の為に過酷なトレーニング、減量、そして試合。それ見てたら入場してきただけで泣けるもんね。

僕もイナ戦と共に19年生きてきました。その姿とカッコ良くて素敵なメッセージを「唄モノステーションツアー」で届けたいと思ってます。皆さんの人生のイナ戦赤ペンチェックと照らし合わせて自分の生きて来た日々を少し振り返りながら楽しんで下さい。

それではステージでお待ちしております。

イナズマ戦隊のチャックウィルソンこと上中丈弥でした。