「流浪の月」の珈琲店 | 自家焙煎珈琲 豆散人アルジの公式ブログ 珈琲と日々

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愛知県豊明市にある自家焙煎珈琲店 豆散人(まめさんじん)のアルジが、珈琲のこと、お客さんのこと、日々の思いなどを気ままに綴っております。 (旧 ほちほち日記)

愛知県豊明市からこんばんは。

自家焙煎珈琲豆散人アルジです。

 

「生きる LIVING」ともうひとつ最近アマプラで視た映画が「流浪の月」です。「ちはやふる」の広瀬すずがとてもよかったので、別のも視たいと思いまして・・。

 

ちょっとキャスティング的にというか、役柄とキャラが合わないのではないか、という気がしました。なかなか重い内容の映画なんです。

松坂桃李が文(ふみ)という名の大学生で、更紗という名の家出少女(ここは子役)を助け、お互いを認め合いながら仲良く暮らした結果が誘拐犯として執行猶予付きの有罪判決だったかな?

 

で、少女が大人になって偶然再会するのが、松坂桃李が経営するカフェなんです。そして、アルジの印象はどうしてもカフェに持っていかれてしまいます。

ロケ地は松本市で、空いていた2階建ての建物を映画用に店にしたようです。1階がアンティークショップで柄本明が店主。狭い階段を上がった2階が、夜だけ営業しているお洒落な自家焙煎の珈琲専門店です。

 

レストランで働くすずの更紗が、同僚のシングルマザーの趣里と飲み会帰りにもう1軒、バーだと勘違いして入ったのがこの店。

 

スイーツもない、珈琲しかないお店で、店主がとても無愛想。珈琲の色は、濃いめでした。カップはまあまあ高そう。というか、下のアンティークショップで売っててもおかしくない。家具は、今どきのカフェにありそうなタイプのソファというか、カリモクっぽいもの。

 

その後、更紗が1人で何回か通う中で店のこともだんだん分かってきます。ネルドリップ1杯立て、手回しの焙煎機です。この2点は、昔行った東京南青山の有名店に似ています。2階なのも同じ。

アルジはあまり好きなタイプの店ではありませんでしたが、映画関係の人には気に入られそうです。たぶん、そこを意識していると思いました。

 

今どきなかなか成り立たなさそうな店ですし、開業資金はどこから出たの? などとフィクションなのに野暮なことを考えてしまうところが職業病の悲しさです。

 

あと、更紗という名前がとても気に入りました。こういう布系の古めかしい名前が好きなのかもしれません。この名前は京都のカフェにありましたが、それはさすがに考えすぎでしょう。