ちはやふる | 自家焙煎珈琲 豆散人アルジの公式ブログ 珈琲と日々

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愛知県豊明市にある自家焙煎珈琲店 豆散人(まめさんじん)のアルジが、珈琲のこと、お客さんのこと、日々の思いなどを気ままに綴っております。 (旧 ほちほち日記)

愛知県豊明市からこんばんは。

自家焙煎珈琲豆散人アルジです。

 

「ちはやふる」といえば古典落語の演目にもありますが、今回は映画の話です。アマゾンプライムで視ました。広瀬すず主演。競技かるたの話です。競技かるたもスポーツですから、広瀬すずはこういうのに向いてますね。「チア☆ダン」もそうでした。部活動の主役はぴったりです。

同名の漫画が原作で、「上の句」、「下の句」、「結び」の3部作あることを知らずに、最初にうっかり「下の句」を視てしまい、なんだか始まりが変だと思いました。そして、1週間かけて他のも視ました。

幼なじみ3人で競技かるたに親しんできた、広瀬すず演じる千早は、高校に入って小倉百人一首の競技かるた部を作ります。優雅なものではなくて、とにかく手が速い! 源平という競技で、相手と自分の陣地に50枚ずつかるたを並べます。自分の陣地は覚えやすいように好きに並べられます。相手の陣地のを取ったら、こっちから1枚渡す。テニスでいうと、ブレークみたいなものです。1枚も無くなったほうが勝ち、という戦いです。

実はアルジは、少しだけ競技かるたを囓っているので、この話は分かりやすかったです。決まり字というのがあって、「むすめふさほせ」の各文字から始まる歌は1首しかないので、1字決まり。「朝ぼらけ」や「君がため」は、同じ出だしの歌が2首あるので、6文字目で決まります。もちろん、それはどちらもまだ読まれていない場合です。

並べ方は、語呂合わせの人が多く、中には自分の中のイメージで並べる人もいます。取る時は、殆ど脊髄反射です。人間業ではありません。

高校野球でいう甲子園に相当するのが、近江神宮なんですね。テレビニュースになる名人戦、クイーン戦もそこでやります。

いろんな歌の意味や詠まれた背景などもストーリーにあわせて知ることができて、勉強にもなる映画ですが、やはり広瀬すずのかるたを取る時の真剣勝負の表情が良かったです。あれは他の女優では真似できないな、と思いました。

百人一首は日本人の心ですね。ほとんどが恋の歌という中にも、わびさびやもののあはれが感じられます。この映画は字幕でも吹き替えでも、外国人に視て理解してもらうのは難しいだろうな、と思いました。