愛知県豊明市からこんばんは。
自家焙煎珈琲豆散人アルジです。
NHKFMの「リサイタル・パッシオ」で木口雄人というピアニストが、スクリャービンのピアノソナタ第4番について「珈琲のような曲」と言っていたので、耳をそばだてて聴きました。
最初に珈琲を飲んだ時は、すごく苦くて、そこから段々好きになり、複雑な味わいを感じるようになってきた、この曲も最初に聴いた時はさっぱり分からなかったが、だんだん良さが分かってきたし、クセになるというような話でした。
で、その曲を弾いてくれたのですが、アルジとしてはそんな風に感じなかったのはピアニストではないので当然です。
その「珈琲のような複雑な曲」という表現で思ったのは、複雑な味っていうのはそんなに良い珈琲ではない、ということです。雑味があるから複雑な味になります。
実際、そういう一筋縄ではいかないような珈琲が好まれる傾向にあります。
珈琲も音楽も、もっと単純で爽やかでいいと思います。