珈琲店を開業したい。自家焙煎は? | 自家焙煎珈琲 豆散人アルジの公式ブログ 珈琲と日々

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愛知県豊明市にある自家焙煎珈琲店 豆散人(まめさんじん)のアルジが、珈琲のこと、お客さんのこと、日々の思いなどを気ままに綴っております。 (旧 ほちほち日記)

愛知県豊明市からこんばんは。

自家焙煎珈琲豆散人アルジです。

 

喫茶店、カフェ、珈琲専門店を開業したいという方が、ちょくちょく来られるので、そういう方と話をするのは楽しいです。

 

早期退職とか、定年後などで考えている方もけっこうあります。

当店のような弱小店でも13年続いていますから、なんだか気楽なように思われるかもしれませんが、そんなことはないので、厳しいですよ、と脅しています。

 

しかし、年金が入るようになって、または入るようになるまでの間つなげばいい、という余裕のある方であれば、家賃・光熱費・その他経費を支払って、多少黒字が出る程度

でもいいというケースもあります。

 

それなら儲けを考えなくてもいいので、気が楽ですよね。

やりたい人は、早いうちに始めたほうがいいと思います。

店を立ち上げる時の労力は、半端でないものがありますから。

 

自家焙煎をするかどうか、という相談もありました。

それなりに研究や修行が必要ですから、「やってみたほうがいいかな」とか「かっこよさそうだな」という程度の気持ちならやめたほうがいいと思います。

 

アルジは、会社員時代から自家焙煎の珈琲店を探して行きまくってました。旅行に行く時などは、真っ先にそれを探しました。それどころか、珈琲屋さんを先にチェックして、ついでにそこを旅先にする、といったほうがいいくらいでした。

 

行けば1日に5軒くらい廻りますから、他のことはほとんどできません。

まあ、夜は別で居酒屋でお酒を飲むのですけど。

 

普段の週末でも、自家焙煎ばかりとはいきませんが、3軒くらいの珈琲屋さんは平気で行ってました。

 

そのくらい珈琲中心で生きていないと自家焙煎は厳しいと思います。

実際、焙煎の仕事でかなり時間を取られてしまいますから、ランチやモーニングをやろうと思ったら、1人では無理だと思います。

 

もっとも、最近は手数のかからない焙煎機もありまして、スイッチひとつで自動焙煎できるマシンもありますが、中途半端な自家焙煎よりは、しっかりした店の豆を仕入れたほうがいいと思います。

 

自家焙煎はあくまでも手段であって、目的ではありません。