愛知県豊明市からこんばんは。
自家焙煎珈琲豆散人アルジです。
今朝の朝日新聞「折々のことば」にこんな言葉がありました。
「一代目の商人ならだれでも一冊の本が書ける」
評論家で元編集者の津野海太郎という人の「編集の明暗」という著書の中にある言葉だそうです。
なるほど、商売を立ち上げて苦労してきた人は、本の1冊くらい書けるのではないかと思います。
しかし、地の文を読むとまた少し違っています。
「ここでいう『商人』とは、就職もせずに、大量宣伝・消費とは異なる売買の仕組みを成立させようと苦心してきた人々のこと。例えば花を『商品』にしたくなくて値札を外した花屋とか。」
大量生産はアルジも好きではありません。でも、値札がないと難しいでしょうね。そういうお店で買うのは勇気が要ります。
映画の素材としてはいいのでしょうけど、現実世界では、よほどの人でないと成り立ちにくい。だから本を書ける。
「深夜食堂」もメニューがないんでしたっけ?
そういうお店に入るには、かなりの勇気が必要です。
他の珈琲屋さんに比べると、アルジは珈琲を商品扱いする濃度は低いと思っています。でも、売らないと続けられません。
宣伝らしいことは全然していないし、焙煎の量も少ないので、手作りっぽくはあります。でも、それでは映画や本になりません。
そして、就職もしましたからね。会社勤めは好きではありませんでしたが、全然役に立たなかったという訳でもありません。
社会の歯車となって動いている人も、なかなか立派だと思います。自由なだけが偉いのではありません。