先日、心打たれた話。


「グエー死んだンゴ」
っていう言葉をご存知ですか?


元々の由来は私もよくわかっていないのですが。


最近、22歳で亡くなった方が、
予約投稿でつぶやいたことで話題になりました。


その人は、希少ガンで闘病をしていて。
治療もやむなく、亡くなってしまうのですが。
自分が死ぬことを悟って、
予約投稿をするのです。

「グエー死んだンゴ」って。


彼が亡くなった後に、
その予約が発動して、みんなが目にすることになったのです。





22歳で「自分が死ぬ」とわかる。

さぞかし無念だっただろうし、
もっと生きたいと願っただろうし、
自分の人生に絶望したこともあったのだろうと思います。


でも、最後まで彼は、
ユーモアを交えて自分の思いをSNSで発信していて。

亡くなるまで・・・
いや、亡くなってからもそれは変わらなかった。


なんて素敵な生き方なんだろうって、
感動してしまって。


「楽しく生きたい」
「面白く過ごしたい」
みんな心ではそう思っていても、
実践することって、とても難しいよね。


だけど、一貫してそれを実践して生き抜いた彼を、
本当に尊敬します。
まだ、私の半分も生きていないのにね。
改めて、
すごい人って、生きた長さと関係ないんだなって思ったよ。






この話には、続きがあって。

彼の、「グエー死んだンゴ」という言葉には、
お決まりの返しがあるらしくて。


「成仏してクレメンス」って言うらしい。

彼の予約投稿を見た人たちが、
「成仏してクレメンス」っていう投稿とともに、
がん研究機関に「香典」として寄付を送っていて、
それが広がって、ものすごい額になったとか。



まさか、そんなムーブメントを起こしてしまっているなんて、
亡くなった彼もびっくりしているんだろうね。



SNSって、アンチとかイジメの温床になってるって、
時々悪く言われることもあるけど。



でも、こんなステキなムーブメントが起きるのも、
SNSだからこそ!な気がします。

結局は、使う人しだいだよね。



彼のように、
面白く、なんでも笑いに変えて、
みんなで笑って生きていけたらいいな!


彼に敬意を表して、
私も香典代わりに寄付をしたいと思いたって。
いろいろ調べたけど、
国立がん研究センター基金に寄付をすることにしました。


クレジットカード決済なので、
なんとも実感のない寄付でしたけどね。

指に心を込めて、ポチりました。

「成仏してクレメンス!」ってね。