庭はとてもきれいです。山の中、というほどではないけれど、周りは緑に囲まれて、疎水のような小川も流れていました。日差しは暑いですが、日陰のベンチに座っていると風が吹き抜けることもあってとても気持ちいい。メインビルディングから西側を眺めても緑が美しいですし、西側からメインビルディングのほうを向いても、牧場のような景観の中にこげ茶色のログハウスが見えて素敵です。面積自体は、小さいと思いますが。
夜は星が見えました。街中よりは多いけれども、光があるせいか、思ったほどたくさんは見られませんでした。

寝室はメインビルディングの他に、個室棟というのもあります。庭の西側にあり、ここは主に古い生徒(2回目以降の参加者)や、奉仕者(ボランティアスタッフ)の方が使われていたようです。トイレ、シャワーは個別についているみたいですが、メインビルディングから距離が離れているので、洗濯とかはなかなか大変そう。シャワー棟で洗濯、脱水して、物干しは個室棟の前でしていたみたいです。多少の不便があるようですが、メインビルディングに比べると、とても静かということでした。

メインビルディングの寝室は、8人部屋、5人部屋、6人部屋、2人部屋、1人部屋、といろいろバリエーションがあるようでした。私のいた5人部屋は広々としていて、ベッドが1台ずつ置かれて過ごしやすかったですが、ちらりと見た8人部屋は細長い部屋に2段ベッドが4台置かれていて、この部屋は大変そうだなと思いました。2段ベッドの上の段とか、自分はもう登れないような気がする。若い人向けの部屋なのだろうか。
部屋に備品は扇風機しかありませんが、玄関前にティッシュペーパーや消毒スプレー、掃除用具等が置いてありました。

10日目と11日目の日に参加者から寄付を受け付けていますが、現金のほか、クレジットカードで支払うこともできます。食事のレシピもファイルに入れてあるものを自由に見ることができます。美味しかった!自分でも作ってみたい、と思うレシピは写真に撮って持って帰ることもできます。

今回参加したコースのひとつ前のコースで、新型コロナウイルス感染者が複数出たということで、瞑想ホールでの全体瞑想時にはマスク着用が必須でした。当初は3日目まで、という指導でしたが、2日目に参加者の中から感染者が出たため、コースの最後まで引き続き着用が義務付けられました(それ以降感染者は増えませんでした)。
マスクをつけると少し暑いのですが、呼吸に集中するとき、吐く息の感覚が感じやすくなるので、マスク着用で瞑想するのも悪くないな…と考えていました。ともあれ感染者が増えなくてほんとうによかったです。

京都ダンマバーヌでは食堂棟の耐震工事を行う等で、10日間のコースは来年までいったんお休み中。スタッフの方に訊いたところ、施設を完全に締めるのではなくて、1日コースとか奉仕作業(草取り等)は引き続き行うのだとか。宿泊も、複数人希望者がいれば可能ですよ、という話だったような… もし興味があったらホームページで確認、問い合わせしてみたら情報が得られるかもしれません。

ここに書いた内容はあくまで私が参加した2023年夏時点での情報なので、今後いろいろ変更がされるかもしれません。参加検討される方は、不明点あれば直接施設に問い合わせれば、親切に教えてもらえると思いますので、ご自分でも確認してみてくださいね。

私が参加する際も、過去の参加者の方の体験談やブログなど読ませていただいて情報を得たので、同じように何かの助けになればと思い書きました。はたして参考になるのかな? わかりませんが。