32歳、主婦。

働き盛りの旦那さんと
可愛い盛りの5歳の娘との
平凡な暮らし。





パートは掛け持ちで
地元とカフェとパン屋さん。


一緒に働くスタッフは
みんないい人で
仕事に行くのは楽しい。






大きな貯金はないけど
今の暮らしは安定していて
あるのは将来に対する
漠然とした不安だけ。






家があって
家庭があって
仕事がある。


なんの不満もない。










それでも、私の心は時々
幸せの感覚から遠のいていく。



朝起きて家事をして
ふたりを送り出して
(ふたりに送り出されて)
日中は家のことをするか
仕事をして
夜になったら夜の家事をこなして
いつもの時間に娘を寝かしつけたら
自分のいつの間にか夢の中…😪


そして、また、朝が来る。





効率的で、規則正しい
絵に描いたような主婦の毎日。













先日、4年ぶりに
小学校の同級生と集まった。



私が「20代はキラキラしてたけど
30代はリアルすぎる。現実しかない!」
って言ったら集まったみんなが
うんうんと首を縦に振って共感してくれた。



ひとりの男の子がこんなことを言っていた。
「30代はそれぞれの人生があって
20代の頃のように
気軽に集まることすら難しい。
遊ぶことのハードルが上がってる。」



またまたみんなで
「たしかに〜!!!」と首を縦に振った。



20代の頃はみんなで
川遊びをしたり
鎌倉を散策したり
誰かの家で酔い潰れたり
楽しかった思い出が蘇った。













30代。


親のこと
家族のこと
子どものこと
健康のこと
お金のこと
キャリアのこと


まだまだ子どもの私たちには
あまりにも荷物が重たすぎるのだよ。


まるで小学校1年生が背負ってる
ランドセルのように
不相当に重たすぎるのだ。













今日は高校からずっと仲良くしている
女友達と久しぶりにごはんを食べた。



この時間がとにかく素晴らしすぎたから
私はいつもは寝ているこの時間に
スマホでポチポチしている。



その子はキャリアウーマンで
私は一介の主婦なのだけど
そんなことはお構いなしに
私たちはいつも似たような経験を経て
似たようなことで悩み
似たようなところで頑張っている。



今日もノンストップで話しまくった。



さらっと現状報告を済ませたあとは
投資の話にはじまり
お金の話、親の話、生死観、
デブとダイエットの話、キャリアの話、
宇宙の話、保険の話、恋愛と結婚の話、
子どもの話、高校時代の話、
人間関係の話、けちで見栄っ張りの話…




「お金がないと不安」
「何のために生きてるんだろうね」
と言った次の瞬間には
「生きてる今が最高に素晴らしいね🥺」
とふたりで目を潤ませ、
ダイエット方法について熱く語ったのちに
ふたりでプリンを食べて
「美味しいね❤️」と言い合った。




はっきりいって支離滅裂だ。
全く意味のない無駄な時間。
そして、それが最高に楽しかった。












生きている理由なんて誰にもわからないし
生きているかぎりこれからも
辛く悲しい夜が訪れることもあるだろう。



それでも私は
今日を生きていて本当に良かったと
ここまで生きてきたことに
確かに手応えを感じた。



「生」の価値をとてもリアルに感じた。












20代の頃は
女子会と呼ぶに相応しい
おしゃれなカフェを
選んでいた私たちも
30代になった今はもう
ファミレスで充分。



というか、
ファミレスのコスパ様々である🙌✨



最後、お会計で3890円という金額が
ディスプレイに表示された時
思わずニヤリと笑ってしまった。



お店を出て第一声はもちろん
「ひとり1400円だって😳コスパ!」



けちで見栄っ張りな私たち
一歩お店を出て2人きりになれば
手放しでこんなことまで喜べてしまう。












とてもいい夜だったことを
忘れたくなくて
家族が寝静まった今
お風呂に浸かりながら
これを書いている。



インスタに投稿するのはしっくりこないし
だからといって
日記に閉じ込めてしまうには惜しい気がして。










私は明日からも希望をもって
現実を図太く生きていこうと思う🌷