今年は珍しく
占星術から離れている時間が多い。



新月満月にブログを書いていた日々が
なんだか過去のようでとても懐かしい。


かといって「終わった出来事」ではなく
私の中ではお休みしている感覚なので
気が向いたらまた書きたいなと思っている。














最近考えていること。


「欲求との向き合い方」


私に限らず多くの人が
「欲求は満たすものだ」と
捉えているのではないだろうか。


欲求は満たすものであり
満たせばそれでOK!


…なんだか最近
これでは、違う気がするのだ。


そんな単純ではないというか
単純に捉える方が
結果的に遠回りになり
難しくなるというか。


それくらい月を直接的に満たすことは
けっこう難しかったりする。

















そもそも、なぜ欲求が生まれるのか


欲求は後天的に手に入れるものではなく
生まれた瞬間既に
もっているものであるような気がする。


占星術において
「欲求」を司る天体は、


月の発達領域が
0歳から7歳であることからも
人の欲求の種は生まれながらにして
その人の心に埋まっているのだろう。


後天的に生まれた欲もあるにはあるが
月の欲求とは質が異なる気がするのだ。


" 達成可能なもの " 
" 成長のために必要なもの "


では、月の欲求はなんなのかといったら
達成するためのものでも
成長するためのものでもない 
そんな気が、めちゃしている。














私たちが目指すべきは
やはり、べたに、
太陽星座なのだろう。


「まずは満たされることが大切」
そんな風に感じて
数年月星座を掘り下げてきたけど
月星座が満たしてくれるものは
あまりにも刹那というか曖昧で
まさに月が満ち欠けするように
波が押しては引いていくように
どっしりとした安定感とは
程遠い感じがするのだ。














月星座的な自分を否定しないこと


月星座のハウスで
エネルギーチャージすること


月星座の意識的な扱い方は
このくらいで十分なのかもしれない。


あとは、


太陽星座的な自分を活用すること


太陽星座のハウスで輝くこと



太陽に疲れてきたら月に戻る。


月である程度復活したら
また太陽に向かう。


やっぱり全ては陰陽のバランスだ。















少しだけ私の話をしてみる。


私のさそり月はいつだって
動じず、深く、重要で、自給能力を持ち、
頼りになる、正しい人
だと思われたいのだ。


至って平凡な自分を
痛いほど自覚しながらも
さそりの欲求は
日常的に顔を覗かせる。



(すごい人だと思われたい)

(頼りになる存在でありたい)

(重要人物でありたい)



月の欲求の扱い方において重要なのは
月が望む人になることではなく
欲求の存在を受け入れること。



(私はすごい人だと思われたいんだな)

(私は頼りになる存在でありたいんだな)

(私は重要人物でありたいんだな)






欲求を受け入れたら太陽へ進む。


私の太陽はうお座。


感じて、理解して、
犠牲になるエネルギーをもっている。


このエネルギーを意識的に使っていく。


私は時々太陽のエネルギーを使うことに
嫌気がさすことがある。


省エネしたくなるのだ(笑)


自覚して、覚悟して、使う必要があるのが
太陽星座なのかもしれない。








太陽のエネルギーは
太陽のハウスで積極的に
使うのがいい。


省エネしたくなる時は
「太陽のエネルギーを使う
場とタイミングが違うよ」
というサインであることもある。


私の太陽は4ハウスなので
家庭や身内、仲間に対して
魚座のエネルギーを使っていると
自分が輝くのを強く感じる。









それでもやっぱり疲れるので
そういう時は月のハウスへ
一時的に帰還するようにしている。


さそり月が入っている12ハウスで
ひとり時間を存分に味わうことで
エネルギーがチャージされるのだ。


月のハウスは
ずっといると調子が悪くなる。


私の場合、過度なひとり時間は
暇や孤独を感じたり
頭が高速回転しすぎてしまい
逆に疲れることがよくある。


どんなに心地良い温泉でも
ずっと入っていれば
のぼせてしまうのと似ていて
エネルギーがぐるぐるしてきて
気分が悪くなってくる。


愛とお金の扱い方で言われるように
本来、エネルギーとは
大きく循環させてなんぼなのだ。

















月の欲求はなんのためにあるのか



今、私が感じているのは
受け入れ、手放すためである。



(すごい人だと思われたい)

(頼りになる存在でありたい)

(重要人物でありたい)



そんな自分を受け入れる。



すごい人じゃなくても
たとえ頼りにならなくても
物語の重要人物でなくても
私には素晴らしい価値があると
腹の底から感じることができる自分で
人生の4ハウスというステージで
感じて、理解して、
犠牲になるエネルギー
を存分に発揮した時にはきっと
月は満ちる。そんな予感がする。














月に囚われすぎない生き方


この言葉も変わらず私の中にある。


月はインナーチャイルドのように
繊細な意識だ。


時折そっと触れて受け入れてあげる
一方で、現実を生きることも大切。


結局は統合していく
いうことなのだろう。


まだまだ先は長そうだ。














久しぶりに占星術をテーマに書いたら
思った以上に長くなってしまった。


もし最後まで読んでくださった方がいたら
本当にどうもありがとうございます。


それでは、おやすみなさい🌙