子どもの頃の小さな傷














私の母は地球人で

私の父は宇宙人で

私はそんなふたりが大好きで













大好きなふたりが

傷つけあっている姿に

私もまた傷付いて













ある日、
父が風邪で仕事を休んだことが
あったんですね




よくあることでした




だから、
母の「またか…」という気持ちも
私はすごくよくわかって




その一方で、
父の生きづらさも
なんとなくわかっていたから
休みたいという気持ちも
なんだか無下にはできなくて














「お母さん、お父さんに怒らないで」

「お父さん、お母さんを怒らせないで」














風邪で休むと決めた父は

マスクして大人しく寝てれば可愛いのに

イキイキしているもんだから(笑)

母はさらにイライラして

「風邪ひいたならマスクしてよ」って














「風邪ひいたならマスクしてよ」














この言葉にまた

私の心は傷ついて













小さかった私の心は

まだふたりを受け止められるほどの

器が完成してなかったから





父を気遣えない母のことも

母を気遣えない父のことも

どう捉えたら楽になるのか

答えが導き出せませんでした













今思えば、

ふたりともめちゃ自由やんって(笑)





好き勝手して

好き勝手言って

それで良かったんだって🌷














あの日あの時傷付いた私も

傷付くことで成長したのなら

無駄なことなんてなくて




「風邪ひいたならマスクしてよ」

という人の気持ちも

言われる人の気持ちも

わかる大人になったのでした🌷













小さな私、頑張った!

ここからは大人の私が引き継ぐよ

大丈夫だから、ゆっくり休んでね🌷