こんばんわ
前回の続きです。
出産のリアルな描写が出てきます。苦手な方は読むのをお控えください
入院5日目。
12時をまわって
ようやく子宮口が9㎝。
このあと1㎝がめちゃめちゃ
キツかった
もうただただ痛くて
ベテラン先生に指摘され
一度は声を抑えようと
頑張ってみたものの
途中からは再び大絶叫
この身体は壊れるんじゃないかって
本気で思いました。
先生や助産師さんたちから
「SUさん頑張って
」
」と言われても
「もう無理
もう無理
」
もう無理」を連呼するSU。
痛みに合わせて仰向けのまま
いきまないといけないのですが
仰向けになることを拒否
笑
笑横向きやうつ伏せのほうがまだマシなので、それで勝手にいきむ笑笑
言われたと通りにできる余裕なんて
どこにもない
そうして1時間以上経った
13時45分。
わたしの体力を見かねたのか
突然先生から
「SUさん、これからお産にしますよー！」
と言われました。
これまでのはお産じゃないんかい
と心の中でツッコミつつ、
先生の説明を聞きました。
先生「赤ちゃんの頭を引っ張って吸引分娩にします。別の先生にSUさんのお腹を押してもらって、わたしが赤ちゃんを引っ張ります。SUさんは合図に合わせていきんでください。」
準備が進んでいる間に
そばにいた助産師さんに
聞いてみました。
SU「ここからあと何分くらいで産まれますか
」
」助産師さん「あと20分もあれば産まれるよ！最後頑張って！！」
いよいよだと思っていると
と思っているとゾロゾロとたくさん人が
集まってきました。
産婦人科の別の先生が3人（あのベテラン先生も含む笑）、助産師さんが3人くらい。
今までほぼフラットだった分娩台が
ウィーンと持ち上がり
わたしもしっかり脚を広げられ、すごい明るさのライトが点けられました。
先ほど入ってきた先生や助産師さんがそれぞれ自分の持ち場に就きます。
すると
「じゃあ破水しますよー！」
と担当の先生。
え？え？何？破水？
と思ったのも束の間
下の方をぐりぐりされ
同時に生温い水がぶわっと
出てきました。
そして間髪入れずに
「会陰切開しまーす！」
チョキン
いーーーったぁーーい
あまりの痛さに一瞬のけぞるSU。
マジで白目剥きました
それでも最後の力を絞って
体勢を整えます。
「SUさん、これから赤ちゃんを引っ張るのでいちにのさんでいきんでくださいねー！」
いち、にの、さーん
「SUさん、赤ちゃんの頭出てきましたよー！いい調子です！じゃあもう一回いきますよ！」
いち、にの、さーん
「SUさん、おめでとうございます！赤ちゃん産まれましたよ
」
」えぇーーー
もう産まれたの？！
あまりの速さに唖然とするSU
お産の体勢になってからわずか5分。
これまでの5日間が嘘のような
光の速さで、
2プッシュで産まれました
「おめでとうございます赤ちゃん元気ですよー！3670g！大きいですね
」
赤ちゃん元気ですよー！3670g！大きいですね」と助産師さん。
ふぅ〜終わった
ようやく終わった
しんべいが無事に産まれた感動よりも
長い長い闘いが終わったことの
達成感が上回り
涙は1ミリも
出ませんでした
で、これで終わりと思いきや…
会陰切開の傷を縫合してもらうのですが、担当の先生とあのベテラン先生が何やらヒソヒソ話をしています。
ベテラン先生「そうそう、そこ。もうちょっと右。ここをこうして…。」
担当の先生「はい！」
…
どうやら担当の先生、
この縫合の経験が少ないようで
ベテラン先生に教えられながら
縫合していたのです
縫合の前に麻酔はしているものの
これはこれで痛くて
たまらず質問してしまいました。
SU「あとだいたい何分くらいかかりますか
」
」ベテラン先生「10〜15分くらいでおわるから。最後もうちょっと頑張ってね！」
気合いを入れ直すSU。
ですが、待てど暮らせど
一向に終わる気配がありません
見かねた別の先生が
わたしの気持ちを落ち着かせるように
手を握ってくれていました。
そうして待って待って待って
結局1時間20分
全然15分じゃない笑
笑満身創痍の身体に追い討ちをかけるように、担当の先生の練習台にされた
SUなのでしたトホホ
トホホこれが5日間に及ぶ
わたしの長い長い出産の記録です。
コロナの影響で誰にも会えず
入院から退院まで計10日間ひとりで乗り越えました
ないものねだりなのかもしれないけど
やっぱり寂しかったというのが
本音ですかね〜
何度も心が折れかけ逃げ出したくなりましたが、やっぱり母になることを逃げることなんて出来ませんでした。当たり前だけど
産後、身体の回復が通常よりも
遅かったのは言うまでもありません笑
それでもしんべいは常に元気で
その後もすくすく育ってくれてます。
大きくなったときに、
こんな感じだったよーって
笑って話せればそれでいいかな
赤ちゃんの数だけ様々な出産のエピソードがあると思います。コメント欄でもDMでも構わないので、ぜひ皆様のエピソードも教えてくださいね
最後まで読んでくださりありがとうございました
