四条烏丸界隈。現在進行中の2024年京都祇園祭。この時は山鉾建ての開始日7月10日。毎年、祇園祭前祭の山鉾巡行で先頭くじ取らずの長刀鉾の鉾建てが始まっていました。
 
そんな長刀鉾保存会からすぐの場所にある大丸京都店。祇園祭とのゆかりの深い百貨店で、毎年7月になると総力をあげて祇園祭を盛り上げることでもお馴染み。

 

毎年、大丸京都店ショウウィンドウのディスプレイを楽しみにし、撮影される方も多いわけですが。

 

こちらは祇園祭後祭山鉾巡行の殿をつとめる大船鉾。その舳先を2年に一度飾るのがこの『龍頭』。1800年頃、松村呉春の下絵を元に製作されましたが、1864年の元治の大火で山鉾とも焼失。2014年、150年ぶりに大船鉾が復活し、2016年には大丸ともゆかりある瀧尾神社の寄進により龍頭復元。2020年の復興事業でかつての姿と同様に漆箔が施され、今の姿に。

 

 

 

さらに注目。現在、左京区岡崎の京都市京セラ美術館で開催中の美術展覧会『村上隆もののけ京都』を手掛けた世界的アーティスト・村上隆が「祇園祭礼図屏風」を元に製作した『村上隆版祇園祭礼図』が背景画に。新旧作品が融合するディスプレイになっています。

 

さらに、大丸京都店館内では祇園祭前祭・後祭で授与される全山鉾34種類のちまきを展示中。

 

 

 

 

 

 

 

厄除けちまきにはそれぞれの山鉾御神体にちなんだ御利益があり、無業息災であったり不老長寿、親孝行、勝運など。今年は作り手の高齢化や材料費高騰による値上げなどにより、厄除けちまきが例年より不足しているとのこと。

 

さらに、ミニチュアの山鉾35基も展示販売中。

 

この時期、京都の料理店などでは季節の設えとして、祇園祭にちなんだこんなミニチュア山鉾や掛け軸が店内に飾られたり。
 
こちらは非売品だと思われますが、ちょっと大きいサイズの長刀鉾。

 

さらに、期間限定で祇園祭ガチャ、山鉾紋章アクリルスタンドが設置。
 
これ以外にも、大丸京都店では祇園祭にちなんだ和菓子やスイーツなどを販売。さらにレストラン街では通称『鱧祭り』とも呼ばれる祇園祭にふさわしい鱧を使った特別メニューも期間限定で提供中。
 
山鉾めぐりはもとより、百貨店の祇園祭も楽しんでみてください!
 
 
名称:大丸京都店
場所:京都市下京区四条通高倉西入立売西町79番地 
電話:075-211-8111
関連URL:https://www.daimaru.co.jp/kyoto/