平安遷都1100年祭(1895年・明治28年)に市民の総社、桓武・孝明両天皇を祀る神社として創建された『平安神宮』。たまたま近くを通りかかり、そろそろ夏越の祓神事の茅の輪が設置されてる頃かな?とやってきました。

毎年茅の輪が設置される『応天門』。平安神宮は平安京大内裏の正庁である朝堂院(八省院)を縮小して復元された神社。この応天門も朝堂院の應天門(おうてんもん)を模した二層の楼門になっています。

 

ちょうど中央に茅の輪が設置されています。今年は6月19日から設置されたそうで、すでに多くの方が茅の輪くぐりをされていました。

 

毎年6月30日に執り行われる『夏越の大祓』神事。お正月から6月までの半年間の汚れを祓い清め、残り半年の無病息災を茅の輪をくぐりながら祈願する行事。このように『水無月の夏越の祓する人は千年の命のぶといふなり』と唱えながら、8の字に茅の輪とくぐります。

 

その際、京都市内一の大きさ誇る大鳥居も茅の輪にフレームインすることになり、他にはないパワーを授かるような、そんな茅の輪くぐりができるのも平安神宮ならでは。

 

正面には朝堂院正殿を復元した大極殿。大極殿背後の周囲三方に配された南神苑、西神苑、中神苑、東神苑で構成。そして、その周りには小川治兵衛作庭の四季折々で景色が楽しめる池泉回遊式日本庭園・神苑もあります。

 

そして、同じ時期に開催される『七夕風鈴まつり』。今年で3年目となる行事ですが、今年は6/22~8/31までの開催。 この時はまだ設置されていない様子で、こちらは過去画像になりますが、重要文化財の廻廊に1000個の風鈴を吊るし、風鈴の音でひと時の涼も楽しめます。

 

そうこうしてる間に茅の輪をくぐる行列ができ始めていました。さすが観光スポットの平安神宮。この時期に観光される方は、ぜひ残り半年の厄除け祈願も兼ねて茅の輪くぐりをしてみてください!
 
名称:平安神宮
場所:京都府京都市左京区岡崎西天王町
電話番号:075-761-0221
公式サイト: http://heianjingu.or.jp/