下京区、京都の玄関口・JR京都駅前。そこに、地元では老舗として有名ホテル『ホテル法華クラブ京都』があります。大正9年に京都駅前で旅館を開業したのが始まりで、元々は法華経の宗徒がお寺参りの際に利用する宿泊施設でしたが、現在ではもちろん誰でも利用可能で、ビジネスホテルのパイオニアとして幅広い層に利用される創業100年を超える老舗ホテル。
 

そんなホテル内に、宿泊客以外でも利用できる飲食店がいくつかあり、その一つに以前来店したことのある京都老舗コーヒー専門店『小川珈琲』があり、コーヒーはもちろん、モーニングメニューもあるカフェが入居。

 

さらに、もう一つ。地元京都ではよく知られている居酒屋名店『いろはかるた』。私の記憶が確かなら、バブル期に木屋町でオープンし、そのコスパの良さから学生や若いサラリーマンに絶大な人気を誇っていた有名店。今回は昔懐かしさもあり、数十年ぶりに立ち寄ってみました(笑)
 
そして、こちらではホテル内にあるため、宿泊者向けに朝食ビュッフェもあります。宿泊以外の方も利用できるみたいです。
 
木屋町の本店もリニューアルオープンされたようで、以前のような大衆居酒屋的雰囲気を一新し、営業される様子。ちょっと注目です。

 

 

 

今回の京都駅前店は初訪になるわけですが、以前のいろはかるた本店のイメージとは全く違う、落ち着いた雰囲気。客席もファミリー向けボックス席、カウンター席、半個室、個室、宴会席と全客層に対応するような仕様になっています。そして、テーブルごとにパーテーションもあり、ほどよくプライバシー確保。今回はボックス席に。

 

奥には個室、50人対応可能の宴会席など。

 

そして、注文はタッチパネル方式。最初の注文は口答になります。

 

メニュー。明朗会計、安心感を与えるラインナップです(笑)中には京都らしいものもあり。

 

季節限定メニューもあり、京野菜の賀茂茄子や鱧を使った地元らしいメニューもわりとリーズナブル価格で提供。

 

これに俄然注目。地元北大路にあるメーカーの食材を使った『北大路ソース焼そば』。これは必須注文だな、と(笑)

 

この日は2軒目ハシゴ酒だったので、軽めのドリンク類。生ビールやら生搾りレモンサワー、チャラめな氷結レモンタワーなど(笑)突き出しはそれぞれおばんざい的なものになります。

 

極力京都らしいものをと、ドーン!と一枚京揚げを焼いた『京揚げの醤油焼』。お揚げは地元メーカー・京禅庵のものを使用し、カリっと表面を焼き、そこに花がつお、醤油を垂らしたシンプルな料理。ですが、こういうのがわりと地元で愛されるメニューだったりします。
 

軽めに焼き鳥盛り合わせ。塩焼きタイプでした。

 

そして、注目の京都北大路焼そば。麺は創業70年の老舗『富田屋製麺所』謹製。ソースは地ソースで有名な『ヒロタソース』、さらに京都産九条ネギ使用で地元食材を使ったこだわり焼きそば。で、これ麺が通常より細めでコシもあり、かなり美味しい焼きそば。これだけ食べに来店してもいいくらい(笑)ソースもヒロタソースらしいコクや甘み。花がつおも効いて値段の割に上等な味わい。今回の会計5000円ほど。

特に客層を選ばないオールマイティーな居酒屋ですが、とりわけファミリー層が京都駅前で食事するにはありがたいお店かもしれませんね。ご参考に。
 
名称:いろはかるた京都駅前店
場所:京都市下京区塩小路通室町東入ル東塩小路579-16 法華クラブ 京都ホテル内1F
電話:050‐5488‐1709
営業時間:月~土・祝前日・祝日17:00~24:00(L.O.23:30)
     日 17:00~23:00(L.O.22:30)
定休日:不定休