京都盆地を取り囲む山々で構成れた全長約80キロの、地元民が気軽に利用する山歩きコース『京都一周トレイル』。東南、伏見から比叡山、大原、鞍馬を経て、高雄、嵐山、苔寺に至る、京都市街の眺望を楽しみながらめぐる山歩きコース。

 

つい先日、京都一周トレイルを無事踏破(京北コース除く)したわけですが、その際にかなり参考にしたガイドブックがあります。

 

京都にある出版社『ナカニシヤ出版』が発行する『京都一周トレイル マップ&ガイド』(定価1400円+税)。
 
初版が3年前のもので、意外と最近になってようやく京都一周トレイルも知名度が上がってきたということですかね。こちらの本は京都トレイルガイド協会公認のガイドブック。なので、内容もわりと地元民寄りな印象を受けました(笑)

 

京都一周トレイルは東山コース、北山東部コース、北山西部コース、西山コース、あと飛地で京北コースに分かれ、それぞれ色分けされわかりやすく表示。さらに、そのコース内でもさらに細分化され詳細に編集されています。

 

トレイル開始当時、山中に設置されたこの京都一周トレイル標識をたどれば基本目的地に到着できるだろう、と楽観的に臨んでいましたが、途中道に迷ったり違うコースを目指していたり、かなり効率の悪い山歩きになっていました。

 

そこで、このガイドブックを参照しながら山歩きを開始すると、劇的に時間ロスが減りました。

京都一周トレイルをしている人の中には登山アプリを使用し薦める人もいて、実際一度アプリを使ってみたりしましたが、トレイルコース中にはスマホ電波の届かないエリアもあるのと、バッテリー消耗激しめ。なので、自分的にはアナログなガイドブックが有効でした。

 

画像入りでチェックポイントとなる神社仏閣や史跡が掲載。

 

コース距離やコースタイム、さらに初級、中級、一般向けなどのコースレベルも表示。起終点となる公共交通機関情報もあります。

 

こんな具合に地図もあり、個人的には等高線も表示されていたので、ある程度の傾斜の様子を推し量るのに役立ちました(笑)

 

あと、巻末に立ち寄りスポット、神社仏閣や史跡の詳細情報も網羅されており、観光利用と最後に記事としてまとめる際にかなり役立ちました(笑)

コースの途中には、標識情報だけではたどり着けなかっただろうな、という分岐点もあり、その際にはこのガイドブックが大いに役立ちました。

これから京都一周トレイルに臨もうかと検討されている方には、ぜひオススメしたい本ですね。京都市内にある書店なら大体取り扱いがあり、もちろんネットでも購入できます。ご参考に。
 
 
名称:京都一周トレイル マップ&ガイド
出版社:ナカニシヤ出版(京都市左京区一乗寺木ノ本町15)
電話:075‐723‐0111