平日完全オフにして、以前大渋滞の末あきらめた、三重県伊勢神宮の奥の院やら、鬼門封じとも言われている朝熊岳登山へ。

 

以前、NHK番組『にっぽん百低山』で吉田類さんが登頂していて、一度登ってみたい、と。

 

 

 

 

 

伊勢神宮から続くドライブウェイでも簡単に上まで行けますが、その裏手にある登山口から登っていきます。

 

最初、人が誰もいなくて、大丈夫か?と思ってましたが、地元の方がわりと登山されてました。

 

 

山道には愛宕山と同じく、現在地表す石標あったり。まだまだ二丁目。十丁が山頂か!と期待してましたが、結局二十丁以上ありました汗

 

かつては『東洋一』とも言われた、ケーブルカー跡が廃墟マニア注目の場所みたいで、残っていました。昭和30年代に廃止になったとか。愛宕山も同じですね。

 

山道、けっこう沢蟹がいました。あとツチガエルにも出会いました笑

 

この山も、大文字山周辺と同じく石灰岩質の岩がむき出しになっている山で、そのせいかヤマビルも多いみたいです。この時は大丈夫でしたが。

 

 

 

 

5月ということで、途中こいのぼりも。

 

 

 

山道を登り切った場所に伊勢湾や天気のいい日には富士山も見えるという、かつて豆腐屋の旅館のあった跡地へ。お弁当を広げている登山客もいました。

 

そして、朝熊岳金剛證寺。臨済宗南禅寺派のお寺。

 

昔から伊勢神宮の鬼門を守る寺として、神宮の奥之院ともいわれ「お伊勢参らば朝熊をかけよ、朝熊かけねば片参り」と伊勢音頭の俗謡にも唄われ、参宮する人々はこのお寺に参詣するのがセットになっていたとか。

 

 

 

 

 

 

お寺の建物自体は再建みたいで、比較的近年のものみたいな雰囲気でした。

 

 

さらに本堂へ。南禅寺派ゆえ、虎の子渡しつながりなのか、珍しい虎の像がありました。

 

御朱印帳が奇しくも南禅寺の旧教学部長から頂いたもので、日付なしの記帳があり、それについてお寺の方に興味深くいろいろと質問され、ふだん座禅会に参加していることなどお話しました。なんとも不思議な縁。

 

 

さらに、奥の院へ。

 

独特の境内で、巨大塔婆が参道にそびえ建っていました。墓石がわりになっているような。

 

 

 

 

 

 

茶の子餅という、昔からあるお餅が名物みたいで、一休禅師も俳句に詠まれたみたいな由緒正しいお餅。毎年6月27日から29日の開山忌の時だけ、販売されるとか。

 

芭蕉も訪れた場所みたいで、古すぎて文字認識できない句碑もありました。まあ、松尾芭蕉は三重出身なので、庭みたいな場所だったのかな笑

 

御朱印も。

 

 

さらに、朝熊岳山頂にある八大龍王殿へ。今年は辰年なので、注目パワースポット。

 

山頂から、伊勢志摩周辺の島々も見えます。

 

 

 

 

この時すでに昼すぎ。特に持参弁当もなかったので、空腹しのぎにお寺で購入した萬金飴。黒飴です、と言われてましたが、けっこう濃厚な黒糖と漢方生薬が配合されていて、身体にとても効きそうな飴。買って正解のやつでした笑

 

 

ここから急いで下山して、ランチ兼早めの夕食に。続く~