左京区大原。京都の奥座敷として知られ、観光名所には三千院や寂光院などがあり、人気のスポット。そして、京野菜、京漬物の名産地でもあり、食材の宝庫としても知られ、すぐ近くにある産直市場には、京都の有名料理人たちも多数食材調達に来る場所。

そんな大原でポン酢やドレッシング専門店として知られる有名店『味工房志野』。大原街道沿いにあるお店ですが、この時駐車場にはひっきりなしに買い物客がやってくる人気店。

 

店先には、この近くにある静原で採れた、今が旬の新玉ねぎが販売されています。恐らく、こちらの自家製ドレッシングにも使用されている食材。

 

他、上賀茂のキュウリなども販売。

 

この日は登山の途中の昼時、休憩がてら立ち寄りました。

 

着いて早々喉が渇ききっていたので、ちょうど店先で自家製ゆずドリンクを販売。たまらなく美味しそうだったので、1杯100円で購入。良く冷えたゆずドリンクは、酸味マイルドながら柚子らしい爽やかな風味と仄かな苦味と甘み。しかも果汁が濃厚で、身体に染み入るような美味しさ。

このゆずドリンクは店内でも瓶入りタイプで販売。そして、大原といえば柴漬けや赤紫蘇の名産地。赤紫蘇ドリンクも販売中。

 

 

さらにアイスクリームも。滋賀に抜ける街道沿いということもあり、こちら滋賀・東近江『池田牧場』のジェラートが食べられます。

 

店内には、自家製のぽん酢、ドレッシング、濃縮だしなど、ボトル類中心に並んでいます。種類も豊富で、季節限定ドレッシングなどもあったり。試食もできます。

他、佃煮やお漬物、そして昔ながらの杵と臼でついた、つきたてのお餅、そのお餅でつくったよもぎ餅や桜餅、豆餅などもあり、見るからに美味しそうで、飛ぶように売れてました(笑)

 

そして、鯖寿司や筍ご飯、お赤飯などのご飯類もあります。そんな中、これはぜひ食べたい!というものを発見。

 

地元・久多産の原木椎茸使用のなんともシンプルな『しいたけの巻き寿司』864円。

登山食に、おにぎりは1個だけ持参。それだけでは足りず補助食としていただこうと、お店の軒下にあるテラス席でランチタイムに。

 

具材としては醤油で甘辛く炊かれた様子の椎茸、それを覆う金胡麻入り寿司飯、海苔、という至ってシンプルな構成の巻き寿司。そして、自慢の椎茸は見てもわかる通り、かなりの肉厚。椎茸好きとしてはちょっとアガる分厚さ(笑)

 

そんなしいたけの巻き寿司を実食。
椎茸煮は肉厚ゆえの弾力、そして噛むごとに口の中に広がる椎茸の旨味、醤油の甘辛い味、さらに寿司飯の金胡麻の香ばしいプチプチ感とお米の美味しさ。ちょっと侮れない美味しさで、次々と食べたくなるほど。そして、すぐ隣にいた家族連れもこれを食べ、その美味しさに唸るほど(笑)ちょうど登山で疲れた身体に椎茸のアミノ酸・グアニル酸が疲労回復にもつながるような美味しさで、あっという間に完食。

普段脇役として、ちらし寿司などではその他大勢扱いの椎茸ですが、これは主役級の絶品椎茸。大原観光の道々、小腹が空いた時にもちょうどいいお寿司。ぜひ、味わってみてください!
 
 
名称:味工房志野 大原街道店
場所:京都市左京区大原戸寺町173−2
電話:075‐744‐2470
営業時間:9:00~18:00(日曜日は7:30開店)
定休日:不定休