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京都府長岡京市にある、キリシマツツジの名所でもある長岡八幡宮境内。この日、自転車ポタリングでキリシマツツジを見にやってきました。この時はまだ満開とは言えない状態でしたが、そこそこいい感じに色づいていました。(4月13日時点)

 
そして、その境内散策中のランチ時。そろそろどこかでランチでも、と周辺散策。すると、ちょうど境内にあるお手軽ランチを食べられそうな食堂、茶屋風の場所『開田茶屋龍八』を発見。

 

この日はガッツリチャリ仕様の服装だったので、かしこまった場所でランチをするのは忍びなく、こんなカジュアルな雰囲気のお店のほうがかえっていいかな、と。

 

店内はわりと広く、テーブル席も40席ほど。さらにテラス席もあり、今ぐらいの気候なら外で食べるのもいいかな、と思えるようなロケーション。
 
普段は神社境内の茶屋らしいうどん、そばなどを中心とした食事処。ちょっとした甘味やケーキもあります。
 

 

 

そんな中、今回ここに入店した決め手、今が旬の筍を使った筍ランチセットがいくつかあるのを見つけ、せっかく筍の名産地に来たのだから、旬の味覚を食べておきたいな、と。

 

 

ここ長岡京は京野菜にも数えられる筍『孟宗竹(もうそうちく)』発祥の地で、筍の名産地。この時期、この界隈ではどこも朝掘りやら下処理済やらどこへ行っても筍が販売され、周辺の飲食店でも筍料理が食べられたり。

 

それが、こちらでもお手軽価格で食べられる、というので願ったり叶ったり、というか(笑)

 

今回は、若竹うどん&筍ご飯1200円、たけのこちらし寿司&ミニうどん(温)1200円を注文。

 

まずはたけのこちらし寿司&ミニうどん。

 

まずはたけのこちらし寿司。

 

穂先筍がふんだんにトッピングされ、それ以外にもむきエビ、玉子、椎茸、キュウリなどが乗っています。穂先の優しい柔らかさ、筍の風味が旬の味わいで、さらに玉子や椎茸、寿司飯が家庭的な美味しさで、ちょっとほっこりするような美味しさ。

 

ミニうどんですが、トッピングは若竹仕様になっていて、こちらでも穂先筍が乗っています。

 

筍とワカメの繊細な味を引き立てるため、出汁の味付けは薄味で、うどんは細めの京うどん。これもなかなかの美味しさ。

 

もう一方の若竹うどん&筍ご飯。

 

ミニうどんとは違い、こちらは筍とワカメがさらにふんだんにトッピングされています。味的にはミニと同じ。

 

そして、筍ご飯。こちらは+150円で大盛りに変更しました。見るからに大きめの筍がふんだんに入っています。

 

具材はシンプルに筍、細かく刻んだお揚げ。個人的に一番ベストな具材。それ以外にいろいろ種類を増やすと、せっかくの筍の主役感がなくなってしまいます。
 
ここでは穂先と違い、軸の部分ゆえ、シャクシャクとした筍らしい歯ごたえを楽しみつつ、薄味に炊かれたご飯、そしてお揚げのいい油分が筍の美味しさをさらに引き立て、家庭的な筍ご飯でありながら、ベストな美味しさ。
 
周辺には筍膳、筍懐石のように、ハレの料理に仕上げて提供するお店もありましたが、これで十分旬の味覚を楽しめました。参拝途中に気軽に立ち寄れる雰囲気もいいですね。料理によってはテイクアウトもできるようで、八条ヶ池周辺で行楽弁当として食べるのもいいですね。
 
名称:開田茶屋龍八
場所:京都府長岡京市天神2丁目15−13 長岡天満宮境内
電話:075‐955‐7800
営業時間:9:00~16:00
定休日:不定休