東山区祇園。京都夏の風物詩であり日本三大祭の一つである祇園祭。その祇園祭を主催する『八坂神社』。京都を代表するシンボル的神社でもあります。
この日は近くを通りかかり、そろそろ桜も見ごろでは?と八坂神社、さらにその奥にある円山公園の桜パトロールにやってきました。(4月4日時点)
とはいえ、今のシーズンは桜目的の観光客も多く、平日でもかなりの人だかり。
境内には数珠つなぎで露店が立ち並び、さらに国内外問わず参拝客で大賑わい。
昭和懐かしいお化け屋敷で、その内容もエントランスのレトロな風情のお化けたちから想像できる、ある意味令和には貴重な娯楽施設。そのアナログ感が絶滅危惧種的で個人的には強く推します(笑)尚、こちらのお化け屋敷は4月10日まで。
本殿、拝殿周辺。いつも以上に参拝客多め。
社伝によれば、八坂神社は斉明天皇2年(656年)、高句麗から来日した調進副使・伊利之使主(いりしおみ)の創建と伝わります。そして、この本殿下に『龍穴』があると伝わり、今年は辰年であることも相まって新年から注目を浴びている八坂神社。
八坂神社の境内では、南楼門横の桜が満開で多くの方が撮影されていました。レンタル着物で記念撮影する人も多数。
さらに東へ。円山公園へ向かう道の両脇には露店が立ち並び、普段以上に活気がありました。
そして、普段は比較的閑散としている広場、ラジオ塔周辺では、毎年恒例の茶屋のちゃぶ台席もセッティングされ、国内外問わず多くの方が利用され、花見見物とともに飲食を楽しまれていました。そして桜ライトアップもあるため、茶屋は夜も営業し、夜桜見物にも最適。
桜はすでに満開に近い様子で、さらにここ数日の強い雨のせいもあり、すでに落花した桜も多いのか葉桜になった木も目立ちました。
さらに東へ。円山公園のシンボル的存在『祇園しだれ桜』。今年は桜の開花時期が例年に比べて遅めと言われていますが、見ごろを迎えていました。
樹齢200年余の初代枝垂桜が昭和22年に枯死。その初代の種子から大事に育てられた桜が、現在の2代目。ところどころ接木した部分が見受けられ、枝ぶりによって旺盛に開花している部分とそうでもない部分が、まるでパッチワークのように共存。なんとも不思議な枝垂れ桜です。
名称:円山公園
場所:日本、京都市東山区円山町
電話:075‐561‐1778