中京区、河原町三条下がった場所にある創業1950年の老舗喫茶『六曜社』。コーヒー通が通う自家焙煎珈琲の名店。この日は休日の朝活途中、モーニングをいただこうとやってきました。今までコーヒーは何度か飲みに来店したことがありましたが、モーニングを目指してやってきたのは初めて。

 

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というのも、こちらでは昔ながらの喫茶店文化を尊重されていて、時間帯によっては喫煙タイムがあり、私自身禁煙派なので若干足が遠のいていました。

 

ですが、よくよく精査すると、モーニングタイムは禁煙、さらに地下店であれば禁煙なので、どの時間帯も禁煙派が利用できます。もしかしたら、古い時代のルールの記憶が未だ更新されてなかったのかもしれません(笑)

 

1階は喫茶、地下は喫茶&バーになっていて、それぞれでオリジナルブレンドがあり、コーヒーの淹れ方も1階ネルドリップ、地下ペーパードリップなど、その味わいの違いをいろいろ楽しめるようです。

 

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今回は1階喫茶でモーニング。店内は開店時間に合わせてやってきたので、この時点ではまだ比較的席も空いていましたが、あっという間に満席。

古いレトロな趣の落ち着く店内。ここで京都シネマの映画情報なども物色(笑)

 

今回は入口手前の席を独り占め。使い込まれた小さめのテーブルと皮張りの椅子がなんともレトロ。

 

マガジンラックには整然と新聞が並び、喫茶店風情を演出。

 

背後には、小さく区切られた河原町通りが水槽越しにやわらかめに見えます。
 
今回は手前の席でしたが、以前来店した時の奥の席はこんな様子。この時は喫煙タイムだったので灰皿とオリジナルマッチも添えられていました。最近完全禁煙の喫茶店が増え、それに伴いマッチも廃版になってしまったお店もありますが、こちらでは今も健在でした(笑)こういうのはぜひぜひ残ってほしい限り。

 

今回はモーニング。わりとシンプルなメニューで650~700円の幅で3種類。基本はコーヒー&トーストで、それにゆで卵や野菜ジュースを加算していくイメージ。どちらかというとコーヒー重視のスタンス。そして、トーストはバターかマーマレードをチョイスできます。
 
今回は、コーヒー&バタートーストにゆで卵プラス680円のモーニングをチョイス。
 
しばらくして登場したモーニングがこちら。

 

使い込まれたステンレス皿にバタートースト、ちょっと大きめのゆで卵。

 

そして、角砂糖とミルクが添えられたネルドリップブレンド。
 
さらに、ゆで卵の殻むき用の濡れティッシュも完備されます(笑)
 

まずはコーヒー。この日はちょっと寒い朝だったので、まずは生き返る温かさ(笑)そして、わりとしっかりめに焙煎された深いコクと程よい苦味。淹れたての薫り高い美味しさを堪能。

 

そしてバタートースト。5枚切り食パンをこんがり焼き、うっすらバターが塗られたシンプルな美味しさ。コーヒーを美味しくいただくための脇役的存在のトーストです(笑)

 

そしてゆで卵には割りやすいように、予めひび割れを美しく付ける配慮も(笑)ほの温かい半熟でほっこり。この日は軽めの朝食がよかったのと、美味しいコーヒーが飲みたかったので、これで十二分に満足。
 
老舗喫茶も京都にはいろいろありますが、こじんまりとした店内の没入感、深めに座る椅子の心地よさも六曜社の魅力ですかね。
 

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帰りがけに寺町通りを歩いていると、某有名老舗喫茶が大行列で、すんなり六曜社でモーニングにありつけてよかったな、と(笑)ご参考に。

 

名称:六曜社珈琲店

場所:京都市中京区河原町三条下ル大黒町36
電話番号:075-241-3026
営業時間:1階 8:30~22:30  
     地下 喫茶タイム12:00~18:00 / バータイム18:00~23:00
定休日:水曜日