伏見区にある、大人気ゆるキャラ「なやまっち」でおなじみの納屋町商店街。

 

伏見は戦国武将・豊臣秀吉のお膝元であり、この界隈は伏見城築城と同時に城下町として誕生したエリア。 元は「帯刀町」と称してましたが、伏見市誕生にともない「納屋町」に改称された、古い歴史を持つ商店街。

 

そんな納屋町商店街にある、一際古い佇まいのベーカリー『ササキパン本店』があります。大正10年創業で、もう間もなく創業100年を迎える老舗。その歴史の古さは、店構えのレトロ感からも感じ取れます。

 

この日は日本酒イベントの帰りに立ち寄り、すでにほとんどのパンが完売状態でしたが、翌朝の朝食用になるパンがあれば、とやってきました。

 

陳列スタイルもどこか懐かしく、さらに看板のデザインや配色、フォントなど、レトロ好きにはたまらないスタイル。

 

この日は食パンとラスクが残っている程度でした。
 
こちらは、以前平日の朝にうかがった時の様子ですが、早い時間帯であればサンドイッチや菓子パンなど、豊富に店頭に並んでいます。※画像の価格は数年前のものとなりますのでご注意ください。
 
中でも特筆なのが、こちらのパンのパッケージ。なんとも昭和懐かしいレトロデザインぞろいで、後世にまで残したい絶滅危惧種的愛おしさを覚えるほど。しかも、メロンパンやクリームパン、関西ご当地のサンライズなど、最近の京都パンの中では古い時代に愛されたパンたちが、今も現役で販売されています。

 

そんなレトロ感満載のお店で、今回はこれまたレトロなパッケージが愛らしい食パン260円を購入。食パンはこの時2種類ありましたが、パッケージデザイン重視でこちらを購入(笑)さらにパン耳10円で販売されているのを見つけ、それも併せて購入。わりと厚めなパン耳が4~5枚入っていてお得でした。

 

 

このトリコロールカラーに萌えます(笑)ド☆ストレートに『最高級』とPOPにあり、それでさえも昭和レトロなキャッチーさというか(笑)フランスパンを抱えたご婦人の絵柄もグッときます。

 

で、今回はシンプルにトーストにして、バターを添えてみました。キメの細かい生地なので、焼き目の美しさも一際。

 

わりとしっかりとした歯ごたえの外側に対し、中はもっちりしつつも生地が密に詰まり、食べ応えあり。そして、イーストパンのふんわりと立ち上る香り、そして懐かしい美味しさも、また良し。
 
パン耳もけっこう分厚めで、お得なパン耳でした(笑)納屋町商店街の中でも名店中の名店。ぜひ、足を運んで懐かしい味わいを楽しんでみてください!
 
 
名称:ササキパン本店
場所:京都市伏見区納屋町117
電話:075-611-1691
営業時間:7:00〜17:30 (なくなり次第終了)
定休日:火曜日 (不定で休みあり)