西京区、阪急桂駅西口から府道142号線、近くに交番もあるY字路の住宅街側へ。ここに、今回初訪の居酒屋『酒房綾』があります。

 

この日は近くのスーパー銭湯帰りの夕飯に、グーグルマップで漁りまくって見つけたお店。料理画像から、かなり期待が持てそうな雰囲気!という自分の勘を頼りに(笑)

 

ですが、当日電話を入れるとかなりの人気店で、すでに満席で確約はできないが、30分後ぐらいなら案内できそう、とのことで時間をあけてやってきました。そんな大繁盛店なのに、住宅地の静かな雰囲気があまりにもギャップありすぎて、驚くほど。

 

後でわかりましたが、こちらのお店はこの地で30年以上営業する実力派。この界隈ではそもそもかなり有名みたいですね。初訪でも愛想よく迎えていただきました。

 

店内はもちろん満席で、カウンター席と座敷席で合わせて20人程度のキャパ。ほぼ地元のお客ばかりのようで、ご主人とも顔見知りのような、そんな雰囲気。

 

カウンターは絵にかいたような居酒屋風情で、赤縁の手書きメニューが垂れ下がり、ホワイトボードにも手書きのオススメメニューが表示。しかも、どのメニューも呑兵衛殺しのようなアテぞろい(笑)

 

さらに、卓上にも本日のオススメメニューがあります。とにかくメニューの豊富さに驚かされます。オススメメニューでは海鮮ものを中心に表示されていますが、これ以外に和風ラーメンや具沢山焼きそば、とん平焼きなど、あればつい注文したくなるようなザ☆居酒屋メニューも豊富。そして、座敷席では鍋料理で宴会中のような様子でした。とにかく、メニューの振れ幅の大きい印象。

 

お酒も一通り。日本酒も酒処の銘酒いろいろと。ヒレ酒なんてのもあります。

 

で、まずはビールを注文。

 

すると、それぞれで突き出しの内容が違い、全6種類楽しめました。個人的には身シジミの炊いたんが、うちの母の味付けとほぼ同じで、生姜も効いたたまげる懐かしい美味しさでした(笑)

 

お刺身もオススメいろいろあって、一通り食べられるようにと盛り合わせ。この時で、きずし、紋甲いか、貝柱、タコ、カンパチ、甘エビ、赤貝とバリエーション豊か。

 

さらに、イイダコ煮。ゲソの下に飯入りの頭ありました(笑)味付けもいい感じです。

 

その後は日本酒にスイッチし、奈良の春鹿・超辛口純米酒。表面張力超えまくりであふれるほど注いでもらいました(笑)超辛口と言いつつ華やかさもあり、魚介系にぴったり。

 

けっこう低温でじっくり調理されていた焼きガニ。ロシア産とのことでしたが、鮮度いい状態で船上加工されたカニで、けっこうサイズ感よく身が詰まり、旨味も香ばしく濃縮され美味。

 

イワシフライ。3尾のってタルタル付きで450円と破格。臭みなく手づくりでこれもよかった。

 

ポテサラ。ハムや玉子、マカロニやらジャガイモ以外の具材もいろいろ入ってマヨネーズもよく効いたアテになるやつ。

 

何か肉系も注文しとこう!てことで、自家製チャーシュー。中央にはもやしがたっぷり添えられてます。三枚肉ロール状の焼き豚で、完成度の高い品。きっとラーメンにも乗ってるんだろうな、という本格派で、これだけでお酒も進みます。辛子添えがいい感じで。
 
けっこうトータルいろんなものを食べた印象で満足度も大。しかも会計が一人4000円ちょっとという破格ぶりにも驚愕(笑)次回はもっと早い時間帯からじっくり腰を据えてお酒と季節のアテを楽しみたい、そんなお店でした。住宅街の隠れ家的名店。オススメ!
 
 
名称:酒房綾
場所:京都市西京区川島粟田町36-7
電話:075-392-5922
営業時間:18:00~23:30 (ラストオーダー23:00)
定休日:月曜日と第2・第4日曜日