東山区、東大路通白川沿いを西へ行った場所にある喫茶店『やまもと喫茶』。すぐ近くには知恩院や祇園など観光スポットにもほど近い場所。古い喫茶店でよくみかける巨大コーヒーミルが目印。他、ホーローポットも飾られ、温かみある雰囲気のお店。

 

京都には喫茶店やカフェが数多くありますが、その中でもファンが多く、喫茶店好きの間ではよく知られているお店。私も時々モーニングをいただいたり。

 

この日は朝活の帰りで、久々のモーニングに玉子サンドが食べたいと思い、玉子サンドの口でやってきました。ちょうど幟も『たまごサンド』になっています(笑)

 

今回は特等席のような焙煎機前のテーブルに。

 

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テーブル前に宮崎の張り子ののぼりざる。いいなぁ~これ、動く伝統玩具的なやつ?とカタカタいわしたろか!と思いつつ、壊したらマズいのでやめました(笑)

 

いつもは奥のテーブルに座ること多かったので気づきませんでしたが、カウンターまわりのインテリアが遊び心もあり、楽しそうな雰囲気。

 

ちょうどすぐ横にマガジンラックがあり、新聞や雑誌もいろいろあり、さらに老眼鏡まであります(笑)

 

いきなり気になる本発見。JR東海『そうだ京都、行こう。』の初代・長塚京三さん時代のポスターコレクションで、京都のお寺の景観美はもとより、それに合わせたキャッチコピーの秀逸さにまた感動。

 

最初から玉子サンドと決めていましたが、久々に来店して以前にはなかったメニューも。寒い冬の朝なら絶対食べたいクリームシチューのモーニング。ちょうど店内でもクリームシチューの美味しそうな香りが漂っていました。
 
ここにきて、すごく迷いましたが、最初から決めていた焼たまごサンドセット900円でホットコーヒーチョイスで注文。次回はクリームシチューと心に決めて(笑)

 

こちらではサラダのドレッシングにバジルと胡麻の2種類あります。自分で好みの量をかけられるのもいいですね。

 

で、しばらく本に夢中になっているうちに登場の焼たまごサンドセット。

 

玉子サンドを自慢とする喫茶店も多数ありますが、この黄色の縁取りのお皿がこの玉子サンドをすごく映えさせるなぁと。そんな器の配慮をいつも感じます。

 

そして、このコーヒーカップも。
マスターの蝶ネクタイスタイルに合わせた、蝶ネクタイの絵柄つき。古きよき喫茶店スタイル。

 

そして、焙煎効いた薫り高いコーヒー。

 

で、さっそく玉子サンドを。

作り立ての暖かい玉子サンドは、ふわふわの柔らかパンに、ちょうどいいサイズ感の玉子焼きがイン。そして、スライスきゅうりが挟まれ、パンにはマーガリンとマヨネーズが塗られています。限りなく柔らか仕上げでホロホロと口の中で解ける美味しさ。

 

サラダのドレッシングにはバジル味で。

 

 

サラダはシンプルで、柔らかな口当たりの千切りキャベツ、ポテトサラダ、トマト。ポテトサラダもジャガイモオンリーのシンプルさ。

 

さらに玉子サンド。

何気に玉子サンドの味のポイントって、個人的にはマーガリンかな、と。とはいえ、食の意識高い系の方の中には、人工油脂のマーガリンに眉をひそめる方もいるかもですが、このマーガリンの風味こそが喫茶店グルメ、玉子サンドの美味しさの要だと思っています。美味しさの定義は人によっていろいろありますからね。

 

一口にモーニングと言いつつ、どのメニューにも工夫が感じられ、この日も次々と入れ替わり立ち替わりでお客が集う人気店。オススメです!

 

 

名称:やまもと喫茶
場所:京都府京都市東山区白川通東大路西入ル石橋町307-2
電話番号:075-531-0109
営業時間:7:00~16:30(閉店17:00)、モーニングは~11:00(L.O.)
定休日:火曜日、不定休