今回は観光客なら誰もが利用する京都の玄関口、JR京都駅新幹線構内のお土産や駅ホームで販売されるお弁当の最新事情をまとめました。時間がなく、買い損ねた方必見!

 

 

まずは京都の玄関口、JR京都駅の新幹線構内。この日は日曜日。いつも以上に観光客多く、特に外国人観光客の多さが目立ちました。本格的にインバウンドが戻ってきた、そんな様子もあり、駅構内は大変混雑していました。

 

そんな中、京都に住む地元民目線で、京都土産を物色してみました。

 

地元京都人にとっても人気、左京区出町柳にある和菓子の老舗『阿闍梨餅本舗 満月』。銘菓『阿闍梨餅』は万人受けする人気の和菓子で、駐車場には他府県ナンバーの車もあり、皆大量買いされる美味しさ。日持ちはあまりしませんが、シンプルな美味しさからファンも多いお土産。

 

最近ではAmazonのCMでも全国的に知られるようになった京菓子處 『鼓月』。銘菓『千寿せんべい』は波型のクッキー生地にクリームをはさんだ和菓子界では斬新なお菓子。地元では社名やロゴ印字したオリジナル千寿せんべいとして、法人利用されることも多い。

 

昔からの定番の京都土産・八ツ橋コーナーには各社いろいろとオリジナル商品が出そろっていました。

 

京料理の老舗『吉兆』では即席で食べられるにゅうめんや米粉でつくったお菓子『ふわほろり』がイチ押しのようで、味もいちご、和三盆など、老舗料亭らしいお菓子に仕上げられています。

 

こちらは要冷蔵品ですが、これからの季節にピッタリな生麩餅や黒みつわらび餅。下京区島原に本店構える京菓子司『三昇堂小倉』謹製。

 

京都の地酒も各種。小型の樽酒自体を扱っているかどうかは不明ですが、京都府全域の有名酒蔵の銘酒が一堂に会し、ここで購入できます。

 

さらに、調味料類や加工食品。老舗『七味家本舗』の七味や山椒、三条寺町にある牛肉老舗『三嶋亭』の牛肉しぐれ煮、黒七味でおなじみの『祇園原了郭』のレトルト黒七味カレー、日本茶各種など。

 

京漬物コーナーは要冷蔵。4社くらい種類豊富に真空パック状態の季節のおつけもんがありました。

 

 

こちらも要冷蔵品ですが、京の台所・錦市場のおばんざいや佃煮老舗『野村佃煮』の商品各種、老舗味噌蔵『本田味噌』の白味噌をはじめ各種。黒豆の名店『北尾』の黒豆煮や黒豆しょうゆ。

 

ちりめん山椒各社いろいろ。

 

食感が面白い生麩餅や要冷蔵の和菓子類。

 

これ、ちょっと地元民にとっても面白く気になった西陣にある昆布老舗『五辻の昆布』の『ぽて昆』。揚げたじゃがいもに昆布茶をまぶしたもので山椒風味。甘いものが苦手な人へのお土産によさそうです。もしくは、自分用のビールのアテとか(笑)

 

京都の洋菓子店の代表格的名店『マールブランシュ』の抹茶をふんだんに使った銘菓『茶の菓』。濃厚な抹茶味が人気。

 

おたべメーカー「株式会社美十(びじゅう)」が展開する抹茶バームクーヘン『京ばあむ』。最近のお土産定番スイーツ。

 

左京区下鴨に本店のある和菓子店『宝泉』。

 

 

本店の菓庵では賞味期限20分の絶品わらび餅が代表菓子で、多くの方がそれを求めて来店され人気ですが、残念ながらこちらではいただけないものの、珍しい白小豆ぜんざいはいただけます。上品な味わいのぜんざいで見た目にも雅やか。
 
そして、新幹線ホームの売店へ。

 

 

お弁当は、季節らしい筍ご飯や定番幕の内。さらに最近のトレンドとして出汁巻き玉子を全面に押し出したもの、あと牛肉好き京都人らしい構成の牛めしなど。他、鉄道好きに喜ばれる昔懐かしい汽車弁当も。

 

 

旅行でいろんな地方のお土産物も物色する機会がありますが、それと比較してもわりと京都土産は全国レベル的に見ても上位にくる充実ぶりだと思います。一つのジャンル、例えば佃煮や漬物などでも代表的な名店が4社以上当たり前だったり、逆にどれを選んだらいいか迷うほど。なので、京都旅行リピーターならいろんな味を試していただきたい、そんな多彩ぶりの京都土産&お弁当の数々。

京都旅行、京都観光を盛り上げてくれるにふさわしい名品ぞろい。お土産の買い忘れなどにも十二分に対応する充実ぶりでした。