JR二条駅前。ちょうど駅前ロータリーがピンク色に染まっています。こちらにも桜の木があり、見ごろを迎えています。

 

 

そんな中にある、千本通り沿いのこちらの桜。

小ぶりで花も少な目ではありますが、立派なしだれ桜。こちらも開花がすすみ、まもなく満開といったところ。

 

 

じつはこちらのしだれ桜は、円山公園にある、全国的にも知られる京都桜の代表的名木『祇園しだれ桜』の

三代目にあたる一重白彼岸枝垂桜。

 

 

こちらがかの有名な祇園しだれ桜。夜桜バージョン。

現在円山公園にある祇園しだれ桜は二代目。

初代の枝垂桜は1947年(昭和22年)に枯死し、桜守十五代目佐野藤右衛門氏がそのサクラから種子を採取し、

大切に育てて1949年(昭和24年)に植えられたのが現在の二代目祇園しだれ桜。

 

 

 

そして、この三代目祇園しだれ桜は十六代目佐野藤右衛門氏監修で、平成10年にここに植樹。

 

 

じつは三代目祇園しだれ桜は他、京都府庁や円山公園奥にもあり、初代がそうだったように、

二代目が万が一枯死した場合を想定して、今から子孫を育てているんだとか。

まだまだ二代目に比べると、存在感控えめですが、これも年数とともに子孫らしくその風貌になっていくんですかね。

 

 

 

他、ソメイヨシノも見事な枝ぶりで街中でもお花見として十分すぎるほど。
もしかしたら、この二条駅のしだれ桜が将来円山公園に植わっていたりすることも可能性としてはあるかもしれませんね。