てんげる治療院 山﨑ゆか裡です。


12月にしては暖かい日が続いています。

いかがお過ごしでしょうか。



 

先々ブログでお伝えした夫の怪我は、

来週ワイヤーを抜いて一段落の予定。

 

後は動かせるように徐々にリハビリし、

普通に指を使える生活に戻るのみ。

 


今週の日曜日(あ、明後日か!)には

第一種電気工事士の技能試験があるそうで、

 

1時間の内に課題の配線図をもとに

電線を接続したり、配線工事をしたり、

自家用電気工作物の検査や修理をしたりという

 

めちゃめちゃ手を使う試験をこなさなければならない。

普通にやっても1時間で大変なところ、

夫はそれを左手でやる練習を日々しています。

 

「6時間半かかったー」

と言いながら居間に戻って来たりするので

やっぱり試験は難しいかも。

 

でも、諦めない姿勢に尊敬の念を送っています。

がんばれー!

 

 



今日は、

今回の夫の怪我をものすごく癒してくれた

ホメオパシーのことを少し詳しくお伝えしようと思います。

 

 

ホメオパシーとは、

1796年にドイツの医師・著作家である

サムエル・ハーネマン氏によって体系つけられた代替医療です。

 

「同種のものが同種のものを治す」

 

という原理に基づいて、

あらゆる地球上のものの波動を

小さな砂糖粒にまとわせて作られるレメディを用います。

 

例えば、

キナという植物の樹皮に含まれる成分、

これを元に作られたキニーネは

マラリアの特効薬ですが、

たくさん摂るとマラリアに似た症状を引き起こします。

 

日本では古くから

「毒をもって毒を制す」という言葉がありますが、

まさにこれです。

 

多くは毒となるものを

ごく少量とると特効薬になる。

 


ホメオパシーは

あるものを希釈に希釈を重ね、

元物質が検出できないほどに薄めたものを

砂糖玉にまとわせて作られ、

それをレメディといいます。

 

希釈したものをさらに振盪させることで

さらにレメディにエネルギーを与えます。

 

この振盪回数によって

レメディの強さが変わるのだそうです。

 

この波動レベルの薬剤は、

「波動」の概念と

私たちの存在もまた「波動」なのだと

了解していないと合点のいかない治療薬でしょう。

 

が、しかし!

使ってみるとわかります。

効くのです。

 

 

 

今回、夫の怪我に最初に使った「アルニカ」。

怪我した夜は、

30Cというポテンシー(薬理学でいう「効力」)のものを使いました。

 

アルニカという植物は

古くから薬効が認められていて、

ヨーロッパや北アメリカの山岳地帯に自生し、

伝統的に傷や打撲の治療に使われてきたそうです。

 

ホメオパシーでも万能レメディとして

怪我やそのショック、

突然風邪をひいてしまったり、

疲労困憊してそっとしておいてほしい時、

でも

私は大丈夫、と言ってがんばってしまう時などに

 

アルニカが用いられます。

 

高山の寒風吹き荒ぶ厳しい環境を選んで

そっと健気に咲く植物のアルニカ。



今、とても厳しい状態にある、

というSOSレメディですね。

 

 

怪我をした最初の夜、

「指が痛い」と言って眠れなかった夫。

「いつまでこの痛みは続くんだ?」とうめいてた。

 

きっと痛みだけではなく

ショック状態にあることを思い出したんでしょう。

 

そりゃそうです、

手袋を取ってみたら指がなかった、なんて

失神してもおかしくない中で、

気丈に救急車を呼んだり、指を探したり、

すごくがんばってたんだと思います。

 

処置も終わって、夜になって、

ベッドに横になってやっと現状に気づいた。

 


「ホメオパシーならアルニカかな」との助言を思い出し、

のたうち回る夫の口にアルニカのレメディを一粒入れると、

 

なんと、3分後には寝息が。

 

ホメオパシーってすごい!

 

 

それから10日経って、

今度は骨折していた薬指にワイヤーを4本差し込む手術。

 

その日にやっとfacebookで報告すると、

その記事を見た季谷幸和(Kitani Kowa)先生からお電話が。

 

季谷幸和先生は

通っている神奈川歯科大学大学院統合医療学講座の

2年生前期にあったホメオパシーの講師です。

 

日本ホメオパシー協会会長で、

英国Society of Homeopaths日本会員第1号!

という肩書きを持つ

こよなくホメオパシーを愛する幸和先生。

 

日本でもたくさんのホメオパスを育成中です。

 

幸和先生がお電話で、

「facebookでお二人が楽器を演奏している記事を拝見していてね、

それを思い出すと涙が出るのよ。」と、

やはり笛を吹けなくなるかもしれないことに

シンパシーを寄せてくださったのでした。

 

そして、

「30cは家庭の薬箱のレベル。

今回のような大きな怪我には

もっと大きなポテンシーのものを使わなくては。

200Cのものと、1Mのものをすぐに送るから。

 

1Mのレメディをおちょこ一杯のお水に入れて

15分おいたものをゆっくり口に含ませて。

次の日は、同じおちょこを洗わずに、

そこに水を入れて15分おいたものをまた飲んで。」

 

と、ホメオパシーの特別な使い方も教えてくださいました。

 

まさに、

波動が細かければ細かいほど

効果があるというホメオパシーの真髄を伝える使い方。

 

後日、八ヶ岳のコミュニティに所属するホメオパスで、

幸和先生の教え子でもある和枝さんを通して、

ハイ・ポテンシーのレメディが届けられました。

 

先述のアルニカと

神経を修復するというハイペリカムというレメディです。

 

 

最初に驚いたのは、

1Mのアルニカを昼に、

1Mのハイペリカむを寝る前に飲んだ初日の夜、

今まで疼くような痛みがあった指が

むず痒くなったのだとか。

 

むず痒い?

ものすごいスピードで治癒に向かってる!

 

そんな印象でした。

 

今はポテンシーを30Cに戻し、

昼夜に一粒づつのレメディを取っています。



 

片手で電気工事士試験の練習に励む姿を見ても、

 

傷の治りだけでなく、

精神的なダメージにも確実に効いている。

 

すごいな、ホメオパシー。

 

 

 

無肥料無農薬の農業をみんなでやっている

八ヶ岳のコミュニティで

いつ何時、こんな怪我をする人がいないとは限らない。

 

そこにホメオパシーは必要不可欠です。

 

先生から贈られたポテンシーの高いレメディは

今後、コミュニティの保健室に常備したいと思います。

 

もちろん怪我だけではなく、

いろんな場面でホメオパシーは力になります。


1Mのアルニカは、

例えば急なぎっくり腰なんかにも著効するとか。


高額なものではないので、

30cのアルニカは救急箱に入れて置くのがお勧めです。



 

緊急時ではなくても、

あなたがどのような性格で、どのような反応をする?

ということを細かくみていく療法でもあります。

 

ぜひ、日常にホメオパシーのレメディを。

信頼できるホメオパスを人生に招き入れることをお勧めします。

 

 

最後に、

幸和先生が代表を務める日本ホメオパシー総研のホームページより。

 

 

 

〝The highest ideal of cure is

the speedy, gentle, and enduring

restoration of health by the most

trustworthy and least harmful way.”

 

ーSamuel Hahnemann

 

 

〝治療の最高の理想は、最も信頼でき、

最も害の少ない方法によって

迅速、穏やか、かつ永続的に健康を回復することである。”

 

ーサムエル・ハーネマン

 

 

 

苦しい時にこそ

穏やかで優しいもので満たされますように。



お読みいただきありがとうございます。

そして、

幸和先生、本当にありがとうございました。