わたし元りぼんっ子です
天使なんかじゃない
お父さんは心配症
ときめきトゥナイト
めちゃめちゃ好きだった

ときめき~は大人になってから単行本で読み返したら後半が壮大な話になってて驚いた記憶…(前半は学園ラブコメ感すらあったのに)

…いやだわ、すぐ話が逸れる私



障害児を育てていると
障害を持った子は天使だとか
心が純粋だとか
そんな話をたまにされる

でも、はたしてそうか?
といつも微妙な気持ちになる







以前にも書いたことがあるけどわたしは居酒屋やスナックで働いていたことがあって

ある日ふらりと店を訪れたお兄さん
耳が聞こえない聾の方だった

その日はたまたまお店が暇で
ゆっくり筆談で会話したり
簡単な手話を教わったり
カラオケもある店だったんですけど
聾の方も歌うのかと驚いた

お酒が大好きで
よく飲み歩いているんだそう

楽しかったし勉強になったし
聞かれたのでメアド交換して
(仕事柄誰にでも教えていた笑)
また来てねーとその日は問題なく終了


翌朝メールが来たんですけど
…引くくらいの下ネタ真顔
まぁそれも仕事柄慣れていたし
適当に流して「またねー」

そしたら毎朝下ネタメールが来るようになってしまった真顔


数日後またご来店
現在の仕事の話や日常生活の話
色んな話を聞かせてくれて
あっという間に閉店時間

そしたらね
「実は今日お金が無い」
「身分証明書を見せるから来週まで支払いを待って欲しい」

ママや大将に相談すると
了承してくれて(懐深い)
大将とも連絡先を交換し
その日はバイバイ


が、それ以来店には来なかった
連絡もなし
連絡してもシカト


数日後近所の別の店のママにそんな話をしたら、その人昨日ウチに来たよ!と

結局その店のママに促され翌月支払ってくれたんだけどもやもやするよねー

障害を持っていても純粋なわけじゃない
人間だからズルい部分もあるし
ズルい事を覚えたら抑制が利かないのかもしれない


障害のある人を必要以上に美化する人がいるけど、障害があってもなくても人間は汚い事もするしずるい事もする

嘘ついて盛った話を賞賛されるのが快感になってしまった人とかもいたな…







タイトルとは別件になるんだけど
障害者の幅の広さというか…


普通に1人で飲みに来て、飲みにくれば店内のお客さんに気軽に声をかけて(ちょっと空気読めない感はあった)
地域の祭りにも製作から参加して
そんな人を地元の障害者施設のイベントで見掛けて……

その時はなんの疑いもなく障害者施設のスタッフとして働いてるんだーと思ったんです

後日飲みに来てくれたから
「こないだイベントで見たよー!あそこの施設で働いてたんだね!」
と声を掛けたら一気に表情が曇って
いつもは歯切れの良い返答の彼が
しどろもどろになってしまって

あとから思ったのは
あーそこの利用者だったんだなと

軽度知的障害って事

ひとりで飲み歩くし
祭りの山車制作もしていて
会話もできるし支払いもできる
コミュ力の高いタイプ

ちょっと変わってるなーくらい


でもあそこの施設の利用者という事は
知的に障害があるということで
逆にここまで出来ても彼は知的障害なのかとなんとも言えない気持ちになった

さくたろうはどんな大人になるだろう
どこまで成長出来るのか
どこで限界が来るのか
期待より不安が大きい