太陽の木の枝 | うちの豆大福〜起立性調節障害な姉妹〜

うちの豆大福〜起立性調節障害な姉妹〜

姉妹とも起立性調節障害です。
長女は全日制高校から通信制高校へ転入…
小6次女は自分なりの学校との関わり方を模索中…
親として保護者としてその苦しみを知る者として、
学校や社会に何をどんな風にアプローチできるのか…

それぞれの想いを胸に春を迎えています…

久しぶりの更新になってしまいました💦

今日は自分のために残しておきたいことを記事にします。

縁あって小学校の読み聞かせのボランティアの仲間に入れてもらって早、6年。

学校に行って元気な子ども達を見ると「なんでうちの子がここにいないの?」
とOD発症したての頃はほんとに辛かったな~
でもうちの子はうちの子…
といつの間にか元気な子たちと比べて凹んだりすることもなくなり
今はお話をもっていくのが楽しみです(*´ω`*)

で「太陽の木の枝」というお話を高学年に語りました。
ジプシーの昔話で20分弱の長いお話ですが、片目しか見えない貧乏なジプシーの若者が病気を治し死んだ者を生き返らせるという太陽の木の枝を国に持って帰ってくるお話です。

太陽の木の枝を持ち帰った時からこの国では病気や死が無くなったんですが、
この若者、自分の見えなくなった片方の目を太陽の枝で治すことをしませんでした。
というか目を治したとはお話の中のどこにもありません。

若者は王女と結婚していつまでも幸せに暮らします。

「王女は危険なめにあいながら、素晴らしい宝物を手に入れて帰って来た片目の若者が大好きになったのです。百の目を持っていてもできないようなことを立派にやり遂げたのですから。」

もう目を治す必要がなくなった若者。
片目のままの自分で成功を手に入れたんだから…
王女にとっても困難な旅で成長して戻った若者がもはや片目だろうが
両目完備だろうがそんなこと関係なく好きになったんでしょう。

ハンデもなく普通の日常を送れたとしても
みんなと違う特性や抱えるものがあったとしても
そのままの自分をありのままに生きる…

ODを治すのでも学校に行けるように正すのでもなく、
子ども達がありのままの自分で今日を過ごすという大切さ…
親や周りの大人はそれを受け入れ見守ってほしいです。
だって大人でも否定矯正されるのは嫌ですから。。。
必要になれば子どもは自分で自分を矯正して飛び出していくでしょう。

出会うべくして「太陽の木の枝」と出会ったんだな~(o˘◡˘o)

今年度の読み聞かせももう終わりです…

豆大福 母