さて,車山高原スカイパークホテルは,いろいろびっくりするホテルであった。

 

・受付が,外国人か年配の男性の従業員で,普通の日本人がいなかった。

(ただし,外国人たちは日本語がかなりじょうず。

年配の従業員(=おじいちゃん)たちは,雰囲気的に運転手さんが駆り出されているのかな,と感じた。

日本人の普通の従業員(50歳くらい)は,現場責任者といった感じで,たまに見かけた)

・おじいちゃんはミステリーイベントのことをあまり把握していなくて(「えーと,これかな?」みたいな独り言を客前で言っちゃう),

外国人のほうがわかっている。

・ミステリーの書類セットなどが,レセプションから丸見えのところに,ビニール袋に入れてあった。

(そういう物を物陰に隠すという発想がないみたい)

・部屋のかぎが普通のかぎ(カードキーではない)で,1部屋1本しか渡されない。

・年季の入りまくった部屋。白いプラスチック部分はどこもかしこも黄ばんでいる。

・今時,携帯の充電に対応できていない。枕元のサイドテーブルにコンセントが付いていない。(延長コードがついている)

・ミステリーイベントでDVDプレイヤーを貸与されたが,コードが微妙に短かった。

・掛け布団に花柄のカバーがかかっている。ダセー。

・ソファっぽい形状の追加ベッドが置いてある。

・かぎが1本しかないので,大浴場に行くときは同部屋の人と時間を合わせないといけない。

・にもかかわらず,大浴場前に男女の待ち合わせスペースが用意されていない。

・大浴場前には椅子の1つもないが,階段の踊り場みたいなところにソファーがあった。

・レストランの給仕も外国人。

・食事は開始時間が決まっていて,一斉に開始(効率化)。

・厨房にプロの料理人がいないことが丸わかり。肉の焼き方とか,すごかった。

(盛り付けは洒落ているのでコーディネーターが監修していて,多分出稼ぎ外国人たちが指示通りに調理している)

・食事中にミステリーのヒントカードをもらえるはずが,給仕が忘れていた(連絡ミスかなー)

・大浴場は「ボイラー調整中」とあり,内湯は熱すぎ,外湯はぬる過ぎ。

・お湯の温度の件は,ほかの日に泊まった人の口コミでも見たので,今日たまたま調整中なのではなく,多分ボイラーを直す資金がない(絶望)。

・翌朝は11:00まで滞在OKなのに,清掃の人が30分おきに3回もノックしてきた(毎回違う人)。

(チェックアウトしたかどうか,情報が共有されていないし,しようともしていない。

ノックして急かして追い出したいのかもしれない。

というか,普通のホテルはカードキーだから,自動的にわかるよね…)

 

良かったところ

・部屋からの眺めはとても良い。

・部屋は4人まで利用できるらしく,割と広い。

・プールがあって,親子連れがけっこう利用していた。

・庭だけはよく手入れされている。

・外国人もおじいちゃんもその他の従業員も,話をしてみるとみんなとてもいい人。

・ディナーの食後のコーヒーと紅茶はおいしい(給仕の人が「スリランカ(母国)のお茶です」って誇らしげだったし)。

・デザートの桃のアイスもおいしかった。地元のものかなと思った(少なくとも業務用の安っすいやつではなかった)。

・お風呂は温泉ではないが,湧き水を沸かしているみたい(ミネラル分が少なめなのだろう)。


 

バブルの頃に建てたリゾートホテルなんだろうねー。

大学生の冬のスノボ客とか,小さい子どもがいるご家庭には,ちょうどいいのかもしれない。