小説『椿ノ恋文』小川糸 | 映画と本とたまにjazzな日々

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今月は、あまり本を読めませんでした本

でもこれから暑くなるから、

読書時間も増えそう!

 

今月は、鎌倉が舞台の小説

『椿ノ恋文』を読みました。


『椿ノ恋文』(小川糸)

 

こちらは、シリーズ物の第3弾。

 

第1弾→『ツバキ文具店』

 

 

 

第2弾→『キラキラ共和国』

 

 

 

 

第3弾→『椿ノ恋文』 

 

 

主人公が、恋をして、結婚をして、

今回は仕事と子育てに奮闘しています。

 

とってもお気に入りの小説です♪

 

 

  あらすじ

 

主人公は鳩子。

彼女は祖母に厳しく躾けられました。

 

あまりに厳しくされ、

ある時爆発してしまいます。

度々喧嘩をしますが、祖母は

亡くなってしまいます。

 

鳩子は祖母が営んでいた

文具店を守るため

店を継ぎ

代書屋として生きていくことに

なりました。

 

様々な人と出会い

代書の仕事もこなしていく日々。

 

そしてシングルファーザーの

ミツローに恋をし、後に結婚します。

(ここまでが『ツバキ文具店』

『キラキラ共和国』」のあらすじ)

 

鳩子はミツローの連れ子

QPちゃんが反抗期なのか

鳩子を無視したりして

精神的に追い込まれます。

 

また、QPちゃんの他に

2人小さい子どもがいるので

生活はてんやわんや、

とても忙しいのでした。

 

出産等で一時休んでいた

代書屋を再開させる鳩子。

 

鳩子の元には、

癌で余命わずかな女性からの依頼や、

若年性認知症になった女性が

自分に宛てて送る手紙など

数々の依頼が舞い込みます。

 

そんな忙しい日々を送る中

祖母である「先代」が

付き合っていた男性の親戚より

手紙をもらいます。

 

「先代」に付き合っていた

男性がいたなんて…

しかもその相手に、

奥さんと子どもがいたなんて…

 

混乱する鳩子でしたが、

親戚の男性と会ってみることに

したのでした。

 

 

  感想

 

とにかく鎌倉に

行きたくなりましたにっこり

 

鎌倉が舞台のこの小説。

実在しているお店の描写もあります。

 

例えば今回小説に出てきた

「ブンブン紅茶店」というお店コーヒー

こちらも実在するお店です。

 

スノーフレークケーキという

ケーキがあるみたいなのですが、

その描写が文章だけで

美味しそう…となりましたよだれ

 

食べ物だけでなく

景色の描写も素敵で

鎌倉行きたいなぁ…と

思ってしまいました。

 

また、小説後半は

鎌倉から伊豆大島へと

場所が変わります。

 

「先代」の秘密だった恋。

これに関係している場所なのですが

伊豆大島の描写も

なんだか空想すると

いい気分で

こちらも行ってみたくなります。

 

「くさや」という食べ物についても

記述があり

とーーっても臭いけど

食べたら美味しいらしい!キョロキョロ

 

どんなだろう…

気になります不安

 

小説とは関係ないですが

伊豆大島が舞台の

ドラマが以前あって…

 

『東京放置食堂』↓

 

深夜ドラマで

ひっそりとやっていたドラマ。

伊豆大島の映像に

癒されましたニコニコ

 

その時も「くさや」って出てきて

「臭い~!でもうまい~!」って

言ってた気がします驚き

 

いやぁ気になりますなにっこり

 

代書屋の仕事についても

興味深かったです。

 

今回の依頼の中で、

80歳代の父に

車の免許を返納してほしいけど

上手く伝えられない

娘が代書の依頼をしてきます。

 

これ、結構身近にありそうな

話だな~と思いながら

読んでいました。

 

免許返納の時期って

なかなかタイミングが難しい。

家族が心配して本人へ言うと

頑なに拒まれて喧嘩に…って

展開もよくある話だと思います車

 

鳩子は娘の話を聞きながら

試行錯誤しつつ

手紙を完成させるのでしたメモ

 

こんな風に、

色々な悩みを抱えた人たちが

出てきて、

鳩子もそれに合わせて

成長していきます。

 

今回の第3弾も面白かった!

ぜひ第4弾も読みたいな~と思った

そんな小説でした照れ

 

 

  鎌倉案内と文画集

 

ツバキ文具店シリーズの

関連本もなかなかいいですニコニコ



「ツバキ文具店の鎌倉案内」

「椿ノ恋文画集」

 

どちらも、“しゅんしゅん”さんという方が

イラストを描いていますカラーパレット

 

 

 

 

 

 

 

「ツバキ文具店の鎌倉案内」は

ツバキ文具店に出てきたお店や

お寺などが可愛いイラストで

描かれています。

エッセイも添えられていて

小説の後に読むと

2度楽しめる内容でしたおねがい

 

これを読んで、

実際に行ってみたお店もキラキラ

 

「サハン」というカフェです。

2~3年前に鎌倉へ行ったとき

寄ってみました電球

 

 

こちら、カウンター席から

鎌倉駅のホームが一望できるという

景色が面白い、

とてもおしゃれなカフェ指差し

 

ランチの定食が体に良さそうで

とっても美味しかったですグッ

 

「椿ノ恋文画集」は

新聞連載のために描いた

イラストをすべて収録。

また、ひとこと言葉が

添えられています。

 

こちらも小説を読んだ後

世界観がイラストになって

小説の余韻に浸れましたニコ

 

小川糸さんと

しゅんしゅんさんのコラボ、

また見てみたいし

ツバキ文具店シリーズが

ずっと続いてほしいなと

願います。

 

最後までお読みいただき

ありがとうございましたにっこり

 

 

↓ドラマ化もされています

(多部未華子さん主演)