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苗が順調に育ってきた。この田んぼからは海が望めて、その光景といったら何度見ても涙が出そうになる。美しくてたまらない。
まだまだ小っちゃな稲穂たちが風になびく。僕の額の汗をふわりとさらっていく。気がついたら、田んぼが夕日に染まっていた。
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今日は朝から島の小学校に読み聞かせに行ってきました。読んだのは長新太さんの『そよそよとかぜがふいている』と荒井良二さんの『はじまりはじまり』、そしてボクの新作紙芝居『オカンとタコヤキ』。
今日もたくさん子どもたちと腹を抱えて笑いました。声を出しすぎて、喉はカラカラ。お腹はイタイタ。楽しい時間を今日もありがとう。

ようやく田植えも終わった。ほっと一息。今川さん(有機園のご主人)と畦に腰かけて、田をなぜる風にふかれた。ひょろっとした、まだ小さな苗たち。僕みたいだなぁと思った。
苗には「ブンケツ」というものがあって、その意味は「小さな苗は2、3本で植えられた状態から、生育するにつれて株が分かれ、何本にも増えながら育っていく」ことだ、と今川さんが教えてくれた。それはまだ小さな苗のうちの方がよいらしく、つまり人間で言うところの…小さな頃から広い荒野で、自分で生きていく力を養わせていくこと、のようなもののようだ。
苗を見ていると、植物も動物も人間も、命が膨らんでいく様はどうにも似ている気がした。きっとこの風は、苗たちにも心地がいいんだろうなぁなんて思った。