長じゅばんの襟の違いと襟芯。 | やっぱり着物はしょせん服です。~「高円寺リサイクル着物処豆ぶどう」の店主の何でも着物の日々~

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「着物でおしとやか」とは対極に、でも毎日着物で過ごしちゃう豆ぶどうがとうとう高円寺にやってきましたよ!!

こんにちは。


今日も寒いですね~~


最近夜帰るのが寒すぎて、なんとなくいろいろなところによりたくなるのを我慢して帰っています。


実は寄れば寄るほど夜が更けてますます寒くなりますからね~~

ちょっぴりお酒を飲むのは別です(^▽^;)


さてさて、こういう寒い日には中にいろいろ着ると思いますし、豆ぶどうも着すぎな位着ていますが(笑)、本日はその基本の長じゅばんのお話を簡単にさせていただこうと思います。


まず2枚の写真を見てくださいね。



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まずはこちらのタイプです。


最近売っているのはこのタイプが多いと思います。




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お次はこちらです。


古い襦袢によく見られるタイプです。


この2つの違いわかりましたか??


たぶんお気づきの方も多いとは思いますが・・


これからアップの写真を載せますので、赤い矢印のところを注目してくださいね。



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これが最初の長襦袢の写真の襟先です。


見ごろとは別になっていますね。



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こちらが2番目の写真の襟先です。


こちらはいおくみっぽくなっている箇所がなく、襟がそのまま一緒になっていますね。



そう、違いは別襟か否かということです!!


最初のタイプは、関西仕立て、次のタイプは、関東仕立てと呼ばれています。



もちろん関西仕立てのほうが別襟になっている分、全体的な幅はゆったりしています。なので、腰やバストが大きい方やふくよかな方はそちらのタイプを選ばれた方がいいと思います。


まあ関東仕立てにも幅が多少あるものもありますので、試着をしてみてから決めましょうね!!


あと襟芯ですが・・



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最近は簡単なプラスチックの差込式の襟芯を使う方が多いと思います。


関西仕立てだとこういうプラスチックの襟芯は使いやすいですよね。


豆ぶどうもこの襟芯も使っています。



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さらに襟のフィット感にこだわりのある方はこの昔ながらのかたい綿でできている三河芯を使っている方もいらっしゃるとは思います。


着こごちはやっぱり三河芯のほうが気持ちいいですね♪


この写真を見てわかるように、三河芯は長襦袢の襟より幅広くできています。


昔はこの三河芯を長襦袢の襟に縫い付けて、出す半衿の幅をうんと広げて着た物ですね。



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そう、これです!!


この襟幅は今の差込式の襟芯より明らかに襟幅が広いですよね。


これは昔は関東仕立ての長襦袢に三河芯を縫い付けて、三河芯はある程度幅が自由に調節できるので、それでうんと襟を広げた結果だと思います。


ちょっと幅の狭い関東仕立てのお襦袢もこうやって襟幅を広げて着ればちょっと幅がカバーできることもありますよ。

あ、もちろん限界はありますけどね・・



そんな感じで長襦袢や襟芯のことを少しでも知っていればお得にいい長じゅばんに出会えるかもしれませんね!!


つたないブログにお付き合いくださり本当にありがとうございました。


ではでは。


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