法とは話し手の心の中で考えられたことを表している。
① 直説法・叙実法(indicative)事実法(Factive Mood)
(話し手にとっての)現実の世界を表す。
話し手(情報発信者)が表現対象を事実だと思って表現していること。
つまり、客観的に見た場合の真偽は問わない。
※直説法の不定形過去(アオリスト)は、過去の単純な動作、状態を表現する。非常に軽い意味。
② 命令法(imperative)
実現していないが、実現が強く望まれる世界を表す。
「命令」「勧誘」「祈願」
※命令法には、現在形と不定形過去(アオリスト)がある。不定形過去の場合、一度の単発の行動で、相手にある決定的な決断を促す意味になる。
③ 接続法(subjunctive)→ 第1反実法(First Fictive Mood)
事実だと思っていない、または事実かどうかの判断を留保していること。
「事実であるとも明言しないし、事実でないとも明言しない」ということ。
従属節によく使われるため、接続法と言う場合が多い。
※実現しそうな世界を表すときに使うため、叙想法とも。
④ 希求法(optative)→ 第2反実法(Second Fictive Mood)
第1反実法よりも、さらに事実だと思っていない、判断できないという度合いが高い。
※祈願文に使われるため希求法と言うが、それだけを表すものではない。
現実的であることを示す順番
直説法→接続法→希求法→命令法
実現が強く望まれる順番(非現実的)
命令法→希求法→接続法→直説法