ヘブライ語の時制は少し変わっています。完了形で未来のことを、未完了形で過去のことを書く場合があるのです。

 

それが未来に確実に起きることなので、それは完了形で書く。

過去に開始されて、未来まで継続することなので、過去の出来事を未完了形で書く。

 

※これは、セム語系に特徴的な時制の扱い方で、アラビア語なども同様のようです。また、スペイン語にも、直接法過去未来(可能法不完了形)というものがあるそうです。

 

ここに聖書を理解するための文化的な特徴がある気がします。