先日手に入れた雑誌LASTのバックナンバー(Vol. 6、2005年11月)に掲載されていたと思われる、ガルジョンマー(リーガル製ジョンストン&マーフィー)のLE8xシリーズについて現在わかっていることを書き留めておこうと思います。

 

 

 過去の同様の記事はこちら。

ガルジョンマー型番考

ガルジョンマー型番考(LBシリーズ)

ガルジョンマー型番考(LE5xシリーズ)

ガルジョンマー型番考(LHシリーズ)

ガルジョンマー型番考(LS4xシリーズ)

ガルジョンマー型番考(LS5xシリーズ)

 

 さて、これまでに私が存在を確認できたLE8xシリーズのモデルは以下の5種です。

 

LE81 CROWN ARISTOCRAFT ストレートチップ 内羽根

LE82 CROWN ARISTOCRAFT ブラインドブローグ 内羽根

LE83 CROWN ARISTOCRAFT Uチップ ブラッチャー

LE84 CROWN ARISTOCRAFT サイドモンク(つま先にメダリオン)

LE85 CROWN ARISTOCRAFT プレーントゥ サイドジップブーツ

 

 1から続いた数字になっていて、間に抜けた番号がありませんから、もしかしたらこれで全部かも知れません。

 

 インソックのクラウンアリストクラフトのロゴは全て横長ロゴです。

 

 LASTの情報から察するに、おそらく発売時期は2005年秋。価格はLE83が47,250円、LE85が49,350円だったと思われ、だとするとLE81、LE82、LE84も4万円台後半だったのではないかと思われます。

 

 某大手掲示板サイトに書き込まれた情報によれば、甲革はイタリア産のバニッシングカーフとのこと。どうやらリーガルの公式ウェブサイトにそう書かれていたらしいです。

 

 ソールはヒドゥンチャネルで、土踏まず部分には特徴的な飾り釘が打たれています。接地しないこの位置に打つのは、完全に装飾のためでしょうね。履いているときには見えないのですが。こういうところにコストをかけているあたり、当時のガルジョンマーの最上位モデルという位置づけだったのだろうと思います(コードバンを使ったLSシリーズはもっと値段が高かったかも知れませんけど)。

 

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(2024年8月10日追記)

「接地しないこの位置に打つのは、完全に装飾のためでしょうね。」というのは間違いかも知れないと気づきました。

もしかしたら、ベベルドウエストにするためにアウトソールと中底とを釘で固定していたのかも知れません。