ここで白状したように、最近手に入れてしまったサイドゴアブーツがこちら。
これ、BROSENTという目黒にあるお店の靴です。
BROSENTさんは、靴の修理も手掛ける傍ら、お客さんのオーダーに基づいてオリジナルの靴も作ってくれるお店のようです。公式サイトではそのオーダーの方式を、「ビスポークとパターンオーダーの中間」ということで「イージーオーダー」と謳っているようですね。
国産革靴ブランド『BROSENT』の靴の特徴 - BROSENT in 目黒 (brosentshoes.com)
ちなみに各種デザインにそれぞれモデル名が設定されているようです。このサイドゴアブーツの名はVictoria(ヴィクトリア)だそうです。
基本のブーツ~チャッカ&チェルシー(サイドゴア) - BROSENT in 目黒 (brosentshoes.com)
インソックを見ると「BROSENT by Central」と書かれており、製造はセントラル靴さんだったことがわかります。
暗くてすみません。
セントラル靴といえば、日本の高級紳士靴の代表的なブランドである三陽山長や、トレーディングポストの製造を手掛けておられるところ。品質に期待が持てるというものですよね。
いやー、公式サイトを見ていますと、いかにも自分のサイズと好みにピッタリ合った素敵な靴を造ってもらえそうですよね。
でもこの靴、私はBROSENTさんで注文したわけではないのです。もうね、この靴の一番ダメな買い方しちゃったなと思うんですが、ネットオークションで落札しちゃったのでした。
もともと、冬用にビジネスシーンで使えるブーツがあるといいなあとずっと思っていたのです。それで色々と物色していた私の目の前に、この靴が登場しちゃって。未使用とまではいかなくても、かなりそれに近い状態だったのですよ。元々のオーナーがどうして手放されたのかはわかりませんが。
一番のネックはサイズ表記がないということだったわけですが。ええ、オーダーで造られた靴だから、わざわざ書き込まれていないんでしょうね。
…いや、致命的じゃん、というツッコミが聞こえてきそうです。ネットオークションですからね、試し履きできないわけですから。もうね、ホント、おっしゃるとおり!!
でも、アウトソールの寸法の情報だけはありまして。当時の私は、自分の手持ちの靴の実測値と比べたりなんかして、「…まあ、いけるんじゃね?」と思ってしまい。それで、ふらふらと入札をしてしまいまして…。
まあそんなこんなで、私の手元に来てくれちゃったのです。ヴィクトリアが。
問題はサイズです。おそるおそる足を入れてみたら…
きついッッッ!!
いやー、案の定、といいましょうか。きついです。特に右の小指、完全に丸まった状態になります。やっぱダメですねー、試し履きもできないのに、サイズ表記すらない靴を、アウトソールの寸法だけを頼りに買っちゃあ…。
でも、私の手元に来た時点でやっぱり使用の跡は本当に僅かでした。だとすれば、たぶんこの靴はグッドイヤーウェルテッド製法でしょうから、使い込むことでコルクが沈んでサイズが拡がる余地はまだまだありそう。最終的にはちょうどいいフィット感になるかもしれません。
よし、ヴィクトリア。せっかくこうしてオレの元に来てくれたんだ、仲良くやろう!
ちなみにBROSENTさんは、1月31日まででセントラル靴さんとのOEM契約を終了したようですね。
ニュース『生産工場変更のお知らせ』 - BROSENT in 目黒 (brosentshoes.com)