土曜日は、息子・たぬ吉のアナログな暮らしを紹介するコーナーです。
たぬ吉は3月中、父・熊さんと展示用のロボットを作っていました。
工業用ロボットではなくて、展示用の造形物です。
下半身を作るだけで半月かかる大物でした。
それがおもしろくてたまらないらしく、時間ができるとすぐ作業場に行っていました。
「夕飯だよ。」
と呼んだら、ラジオを持ってすっ飛んできて
「今、『下町ロケット』やってるんだよ!!!」
と、食事中も聞き逃せない様子でした。
「下町ロケット」
下町の中小企業が、その技術の高さゆえに超大手企業と肩を並べてロケット開発に参画するという、池井戸潤さんの小説ですね。
物作り人間の心を揺さぶる熱さがあります。
作業場ではいつもラジオを付けているのですが、TBSラジオでラジオドラマにして放送していました。
自分も造形物を作りながら、「下町ロケット」に共感していたようです。
母は、今もこういうラジオ劇を放送しているという方に驚きました。
たぬ吉はTBSラジオが気に入ってしまったので、母が日中作業場にいる間も周波数を変えられず、したがって「大沢悠里のゆうゆうワイド」になってしまいました。