『ジェフ・ベゾス 果てなき野望-アマゾンを創った無敵の奇才経営者』感想、89点(100点満点中) | まめストリート・ジャーナル 〜無料で情報が買える唯一の新聞〜

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ベゾス?と聞くとピンと来ない人も多いですが、「Amazon」と聞けば大半の人が(おーAmazon!)と思うはず。本作はAmazonの創業期から現在までを創業者のベゾス視点で綴った本です。

500ページを超える長編ですが、本当に物語がドラマのようで、まるで長編小説を読んでいるような錯覚すら覚えます。

ジェフ・ベゾス 果てなき野望-アマゾンを創った無敵の奇才経営者/日経BP社
¥価格不明
Amazon.co.jp


●目次


■プロローグ
優秀な技術系創業者の物語/けたたましい声で笑う男

第I部 信念を貫く
■第1章 アマゾンは金融工学の会社から生まれた
貪欲に学ぶ几帳面な若者/経営手法を応用して結婚相手をみつける/
インターネットであらゆる商品を販売する/とにかく西へ向かえ

■第2章 冷たい目を持つ聡明な男
シリコンバレーからシェル・カファンがやって来る/数カ月でガレージから脱出する/
モノを売って儲けているんじゃない/1995年にいよいよサイトオープン/
ベゾスに賭けた投資家、見送った投資家/ありえない目標/急成長で会社評価額が6000万ドルに/
ベゾスが土下座した新機能/我々は月まで行ける/競合に負けずに株式公開を成功させる/
ウォルマートの精鋭が参加、古兵は去る

■第3章 ベゾスの白昼夢と社内の混乱
新しい製品カテゴリーを探しだせ/バブルまっただ中を果敢に挑む/ウォルマートから人を引き抜く/
ランキング、1クリックの発明/オークションサイトの失敗/ベゾスの白昼夢/
ペイジとブリンに魅せられグーグルに出資/おもちゃも家電もたっぷり仕入れろ! /
「とにかくやってみよう」賞品はぼろいスニーカー/クリスマスにおもちゃが足りない! /
クレージーな第4四半期

■第4章 宿敵アナリストに打ち勝つ
社内をまともにする/宿敵アナリストがアマゾンの破滅を予測/プラットフォームへの道を踏みだす/
顧客体験を大事にしない部下は叱りつける/社員も敵に回してマーケットプレイスを始める/
小売界の巨人、ウォルマートCEOと会う/株価の急落、大量の人員削減/コストコ創業者からアイデアを盗む/
9・11の日/マーケティングより配送無料/止まらない人材流出

第II部 書店サイトだけでは終わらない
■第5章 ロケット少年
実の父はサーカス団員/キューバ難民の養父に育てられる/子ども時代の夢は宇宙飛行士/
エジソンのような発明家になりたい/宇宙に行くため金持ちになる/秘密の会社、ブルーオリジン

■第6章 混乱続きの物流システム
ひどい物流システムを再構築せよ/ピザ2枚チームで対処せよ/使えるシステムがないなら自前で作る/
開発はプレスリリースからさかのぼる/ベゾスの狂気がたびたび発動/
社員にはプレッシャー、社外には規模を武器に交渉/我々はアンストアだ/
Amazonプライム誕生/物流センター従業員との対立

■第7章 テクノロジー企業であって小売企業ではない
優秀な技術者を次々雇う/シリコンバレーに乗り込む/停滞、訴訟で社内は最悪/
技術系の大事な側近、ふたりを失う/ティム・オライリーの貴重な助言/
クラウドサービスAWSのはじまり/AWSは必要だからやるんだ/
クラウドソーシングの考え方をいち早く取り込む/利益率が低ければ競合が減る

■第8章 キンドル誕生
電子書籍ベンチャーからの売り込み/音楽事業でアップルに敗北/いままでの本の事業をぶちのめせ/
ベゾスがキンドルの仕様を決める/弱い出版社から交渉しろ/10万冊を必ず集めろ/
出版社に伏せられた9ドル99セントという価格/ガゼルは傷を負い、チーターは走り回る

第III部 伝道師か、金の亡者か
■第9章 グーグル、アップルと並ぶ会社になる
急成長が始まる/ザッポスに狙いを定める/獲物を追いつめてつかまえる/
ターゲットとウォルマートからの攻勢/大手出版社6社VS アマゾン/スティーブ・ジョブズと戦う

■第10章 ご都合主義
売上税をめぐって戦い抜く/課税の損失は取り返す/ベビー用品をめぐる仁義なき戦い/
商品を引きあげたナイフメーカー/アマゾンは手を出さずにいられない麻薬/
ビデオストリーミング事業に乗り込む/アマゾンが出版社になる日/クールか、クールじゃないか

■第11章 疑問符の王国
ジェフ・ベゾスを知らなかった実の父/社員が恐れる「?」/数字と情熱を武器にしろ/
何十年も先を見て速く動け/家族も大事にする/エブリシング・カンパニーへ

(Amazonより引用。)

●感想。


ある意味でAmazonはスパルタです。

Amazonの倉庫業務はブラックだと噂されてますが、徹底的に消費者目線に立つ。

ある意味で顧客視点に対してベゾスは天才です。そう言えば、夜中の2時にコールセンターと連絡が付いた記憶もありますが、Amazonが目指先は何かという点でも面白いです。

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