5月28日(土)
先日、インスタで仲良くさせてもらっている
フォロワーさんから
似顔絵の依頼がありました
｢大切な友達の誕生日があるの
｣
｢私が祝ってあげられるのは、これが最後になると思うから｣
｢しっかり形に残るものを送りたくて｣
｢真っ先に、ママんさんの似顔絵が浮かんで
｣
と、言って頂きました
そんなふうに仰ってくださり
とても嬉しかったです
と、同時になんとも複雑なのです
有難いことに同じような依頼が
ここ最近続いています
｢余命宣告されちゃったよ.......｣
｢もう少し先の話なんだけど、両親の結婚記念日があってね.......｣
｢私、それまで生きてられるか.......｣
｢諦めたわけじゃないのよ.......｣
｢でも、念の為に前もって用意したいの｣
｢お願い出来る???｣
もちろんです
心を込めて描かせて頂きます
数日後、完成品を見て
とてもとても喜んで下さいました
今までで1番のプレゼントになったと
｢私、色々あって結婚式を挙げられなかったの.......｣
｢写真の一枚も撮れなかった.......｣
｢旦那がね、ドレス姿見たかったな...って、いまだに言うのよ｣
｢今からでも撮りに行こう！って言うんだけど.......｣
｢私.......もぅ立ち上がることも出来なくて.......それにガリガリになっちゃったし.......｣
｢せめて、似顔絵にして頂くことは可能かしら？｣
｢旦那に私のドレス姿見せてあげたいの｣
｢旦那のタキシード姿も見たいわ
｣
｢旦那は昔は細くてかっこ良かったんだけど ｣
何度かメールにて打ち合わせをして
描きあげることが出来ました
とっても喜んでくださり
私まで幸せな気持ちで満たされました
後日、旦那様からお手紙が届き
似顔絵のお礼と
奥様が亡くなられたことが
記されていました
｢棺には似顔絵を入れさせてもらいました｣
｢これで、あちらでも寂しくないと思います｣
｢本当に本当にそっくりで、笑っちゃうくらいに特徴をつかんでいて 笑｣
｢念願の結婚式を挙げることができて、それはそれは喜んでいました｣
｢私自身も本当に嬉しくて｣
｢宝物が増えました！｣
｢せっかく描いていただいた素敵な絵だったので、私の手元にも置いておきたくコピーさせてもらいました｣
｢素敵な思い出をありがとうございました｣
とんでもないです
私こそ、ありがとうございます
とても大切な瞬間に
とても大切な贈り物に
私の絵を選んでくださって.......
嬉しくて泣けてきます
悲しくて泣けてきます
悔しくて泣けてきます
少しスランプで
思うように描けません.......
ですが...お客様に喜んで頂けるよう
幸せのお手伝いをさせて頂けるよう
笑顔のお手伝いをさせて頂けるよう
これからも
心を込めて描かせて頂きます
