Hozu ままやは何者か??
良い答えがなかなか見つけられず・・いましたが、
昨年その答えが、お客様とお話ししている時にぴかんと見つけられました。
これからはこう答えようと思います。
発酵と保存食のお店であり、
季節を追いながらの手仕事を中心にした商品を
作って販売しているお店であるということです。
そう!
一見バラバラに見える、販売してきたものは、
発酵と保存食というカテゴリーに
当てはまるものばかりだったんです。
一見、正藍染は
発酵と保存食というカテゴリーには当てはまらないように思いますが、
私の目指している藍染は、
美しい藍色が好きで染めている事はもちろんですが、
すくも(藍の乾燥葉を大量に発酵させて藍染の材料にしたもの)と
灰汁(堅木を燃やした灰で作ります)とで
発酵させて染めている藍建ての過程が、
とても重要で自分のしたい事の一つなのです。
その過程で必要なものは、まさしく目に見えぬ微生物の力!
その微生物が住みやすいように、
環境を整えるのが私の仕事だと思いながら、
藍建て完成させて藍染するのです。
(藍建ての途中の様子)
そして染めの仕事が終わった藍建ての液は
土に帰しても環境を壊すことがない・・
種から育った藍が最後は仕事を終えて、
(藍の花)
土に帰ることができる藍建て(地球環境に負担をかけない方法)に出会えた喜び!
その方法で美しい藍の色を染める喜び!
それが私の好きな藍染の方法です。
少し(人によっては大変かもしれないが?)面倒もありますが、
それ以上の価値があるように思っています。
発酵ではなく、還元作用で濃い藍色を出す方法があることも知っていますが、
その方法がしたいとはどうしても思えなくて、
今まで経験したことがないのです。
だからHozuままやで置いている藍染の布達は、
藍に住んでいる微生物の力で発酵を促し、
美しい藍色の染める方法であると私は認識しています。
正藍染も発酵であることを、
未熟な文章ですが説明できて、よかったなあと思います。
それ以外の発酵と保存の仕事についても
Hozu ままやの想いを書き留めていきたいと思っています。
続く・・