ここ1週間ほど、

私の心の中は、いつもとは違って、余裕という言葉がなく、

また、

いつもの通り、

余裕の時間もなく、過ごしていた日々でした。

 

やっと今日11日、呪縛から逃れた感じ、

やるだけのことはやった感じ、

そして、切なく寂しい感じ ・・

 

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いろんな気持ちが生まれた仕事が終わって

ホットする間もなく、

 

どどーん

と、

ぐりぐりマルシェに突入した土曜日でした。

 

と、自分で書きながら、

そんな事、書いていても意味不明の文章になっているなと・・

 

わかっています。

 

自分が支離滅裂なことを言っていることも・・

 

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金曜日の仕事、どうなることか・・ずっとわからない状態だったので、

落ち着かなかったのでしょう。

 

そうそう、

ご縁とは、恋愛関係だけに限らず、

不思議なことがあるものです。

 

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私は昨年の7月にたった一回お会いした方

(本人のがん治療のために必要と考えられたビワの葉エキスをお譲りすることになったのです。)

から3月末近くに

奥様の一周忌のお弁当注文を依頼されました。

 

ただ私は法事のためのお弁当を作ったこともなく、

また岸和田にいるので、

 

京都までお弁当を持って行くより、

京都在住のベテランの料理人の方につなげた方が良いなあと考えていました。

 

しかし、しかし・・

法事の日程がすぐには決まらず・・

決まってから誰かに依頼しようと思ってたのですが・・

 

その電話の後、2日後に 

注文してくださったご主人が腹水がたまり、

入院となり、

その後、すぐに治療のための入院ではなく、

痛みを和らげる ホスピス治療となったことを

電話で告げられたあと、

 

お弁当の内容の希望をメールで知らせていただきました。

 

その時点で、

私にはできない無理な注文であることがわかったのです。

 

その方は私がかぜのねでランチをして終わった時に

ビワの葉エキスを受け取りに来てくださったのですが、

 

 

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私がどんなお料理を出していることは、ご存じないままの今回のご注文でした。

(私を料理人と思ってらっしゃたのかもしれません)

 

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希望のメニューが、

牛肉のしぐれ煮、天ぷら、出汁巻卵、さわらのお魚を

できたら、

入れてほしいということでした。

なるべく豪華にお願いします!

とのこと・・

 

私ができるメニューとは、ほぼ遠い感じですが、

今更、断れないなあ・・

 

ご注文いただいたご本人の命が危ない感じなので、

他の方に無責任にお願いすることもできないなあ・・

 

どうする?どうする?

 

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困った!こまった・・

 

困った時は、対策案を色々考え、

頼れる人を、小さな頭でぐるぐる考えてみる。

 

出汁巻卵は練習をして、自分で作ってみることにしました。

 

そして牛肉のしぐれ煮は

私の85歳になる実家の父にお願いすることにしました。

(父のしぐれ煮、、先日いただいて美味しかったのを思い出しダメ元でお願いしたら、

理由をきいて、気持ちよく了承してくれました)

 

天ぷらは私のおばさんにお願いすることを考えました。

おばさんはとってもお料理が上手!

そして、配達先とおばさんの家が

なんと500メールしか離れていないことがわかったのです。

 

そしておばさんに頼んだら、ちょうどその日だけ時間が空いているようで・・

私の頼みなら、断れないなあとの嬉しいお返事。

 

ぎりぎりなところでの調整でしたが、

何とかお弁当を作る段取りはできたのです。

 

しかし、3パック購入した卵・・本番までに

うまく出汁巻卵ができるようになるかな?

 

私の主人はお肉や卵を食べない人なので

肉料理を作ったことがほとんど作ったことがなく

(ジビエだけは少し挑戦中!ですが・・)

卵も割るところから苦手なのです。

 

さわらのお魚も前日に良い魚が入るかしら??などなど

お弁当が出来上がるまでドキドキでした。

 

できたら、奥様の一周忌を

20歳の娘さんと共に迎えてもらいたいと願っておりました。

 

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当日 何とかお弁当ができ、

(80歳代のお二人にたくさん助けていただきました)

配達しに行った時、読経がすでにはじまっていました。

 

ご注文下さったご主人様は・・

この日のちょうど1週間前に亡くなられたと

娘さんから聞き、

 

予想はしていたものの、

なんともさみしく、もう声も聞けなくなって、

メールのできなくなったんだなと

 

改めて思うと、

たった1回だけお会いした方でも

なんとも、つらい・・さみしいお別れを感じたのです。

 

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先に奥様ががんで亡くなられ、

そのあと、すぐにご主人様もがんの末期と診断されたそうです。

 

娘さんを残しては死ねないとの思いから

西洋医学のみならず、色々な治療を試され、

気丈に生き抜かれた方だなあと思います。

(娘さんへの想い、とても共感してました)

 

私の娘とほぼほぼ同年代の娘さん・・

どうかどうか、

と思うのですが・・どう、表現したらいいのか言葉が見つからないです。

 

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私の作ったお弁当・・決して豪勢なものではないかもしれませんが

とっても手間のかけたお弁当であったに違いないことは、

天国に行かれた方にも

わかってもらえたように思います。

 

 

そんなこんなで、いろんな想いを

まきこんで作った出汁巻卵作りが好きになりました。

 

今度のかぜのねランチでは

出汁巻卵ランチ・・出してみたいなと思います。

 

また今日から、

ぼちぼち日々の暮らしを、ブログに書いていけたらいいなあと思います。

 

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