こんにちは。
宇井ルミです
2学期始まって2週間
今日は風が少し秋めいてきて
那須あたりにお出かけしたくなりました
千本松牧場のソフトクリーム食べたいな~
先週の子育てお話会は
参加された方全員が不登校の子の親御さんだったこともあり
みなさん共感できる部分がとても多かったです。
先日のYahooニュースに
『不登校の原因の9割は親』みたいなトピックがありました。
正直言って私は
『不登校の原因の9割は親』とは
思えなくて。
センセーショナルなタイトルを付けることで
注目度を上げるためなのかな?
なんて思いました。
内容自体は、子どもへではなく親への関わり方のサポートみたいですが。
記事の内容は、共感できるところもあれば
出来ないところもありました…。
たどり着くのは自己肯定感?
子育て、教育、就労…
あらゆるステージでキーワードになってくるのは
やっぱり『自己肯定感』
あ~それ、もういいです💦って感じ?
拒否感すら感じたり?
でも、なんだかんだ突き詰めていくと
嫌でもたどり着いてしまうのですよ…。
自立と自己肯定感は相関関係にあると言われています。
正直私は「自己肯定感」って言葉、普段は使いません。
人によって解釈が曖昧だし
(自分の良い所を認めることだと思っている人が多い)
カウンセリングでは正しい意味を解説していますが
それより私が一番注目しているのは
『自己決定感』
=物事を自分で決定できる感覚
です。
それは、アドラー心理学でも動機づけでも行動経済学でもポジティブ心理学でも
『自己決定』というキーワードがとても重要だと思ったからです。
生活のさまざま場面で自分で選ぶ、決めるという機会を持っている人は
そうではない人に比べて人生の幸福度が高い
ということが
心理学の研究でも示されています。
【自己決定理論】では、人のやる気の根本にあるのは
①他者と尊重し合う安全な心のつながり(関係性)
②自分には能力があり、役に立つ何かできるという感覚(有能感)
③自分が決断したことを自分の意志に沿ってやっているという感覚(自律性)
という特徴があると言われています。
私はこれを心理学の講座で知ったとき
すぐに娘の部活動が頭に浮かびました。
娘は小4から中学3年生までバレーボールをやっていましたが
中学に入ってどんどんモチベーションが下がってしまったのですね。
それは
①~③の要素のうち、特に②と③が損なわれていたこと。
かろうじて最後まで辞めずにいられたのは
仲間との関係性が良かったから。
特に②の有能感はゼロに等しかった💦
当時娘は「チームにいる意味が分からない」と
言っていました
意味の分からないことにモチベーションが上がる訳ありません。
よく「やる気がない」とか「モチベーションが低い」とか
昭和世代はつい精神論で語りますが(いや私も昔はね)
逆を言えば、①~③の要素を踏まえて
動機付けを行い、心理的欲求を満たせれば
自己肯定感を損なわずにモチベーションを上げられるのでは?
ということで、私は子どもたちには
「自己決定」を意識して声かけをしています。
とは言え数年前まで過干渉のヘリコプターペアレント(自称)だった私
はじめの頃は子どもたちは何かあるとすぐ
「ママ、これどうしたらいい?」と聞いてきました。
そこで「あーして、こーして」と指示するのではなく
「そうだねぇ、どうしたらいいだろう?」と
質問のまま返すことをしていました。
時には選択肢をいくつか提示したり
「ママだったらこうするかな」と
ヒントを出したりしながら
最終的には子どもが結論を
『自分で決めた』という感覚を持てるように。
これをやってみて気付いたこと
超、楽になった~
です
こどもはね、ちゃんと自分で決められるのですよね。
そして自分で決めたことは完遂しやすいのです。
結果、一日に何万回も言っていた
「早くして!」「いつやるの!」が激減しました
これね、ポイントがありまして
「あなたが決めなさい」
ではなくて
「あなたには決める権利がある」
という感覚を持たせること。
権利だから、放棄してもいいんです。
『決めない』もあり。
その時はママが決めていい。
『自分で決めない』ということを『決めた』とも言うかな?
なんだか分からくなっちゃいましたが
最初は小さなことでいいんです
晩御飯のメニューとか身につけるものとか。
そして少しずつ”責任”が伴う事も
信頼して決めてもらいましょう。
自分で決めて成功すれば「有能感」に繋がります。
例え失敗しても、他責にせず
次に繋げられるようにサポートすれば
筋トレのようにじわじわと自己肯定感が育って行くはず。
思春期などちょっと拗らせちゃったお年頃でも
自己決定感はアプローチしやすいと思います。
読んでいただきありがとうございました