こんにちは

 

きれいな自分らしい字は自信と心の豊かさを育む。

ママと子どものえんぴつ先生 川鍋薫です。

 

 

お子さんの学校では冬休みの書き初めの宿題はありますか?

 

いつもよりも丁寧に、きれいに書くことを目標にした字の書き方。

自信につながる書き初めになるように、主催する書き初め教室で意識していることをご紹介しています♪

 

前回のブログでは、えんぴつの書き初めの書き方【親の準備編】として

お子さんが書くことに力を集中できるようにお家の方が事前にサポートできることをご紹介しました。

ぜひ、こちらもチェックしてみてくださいね。

 

 

今回は実際に取り組む当日

「書き初めを仕上げるまでの流れ」をご紹介します。

 

ちょうど昨日のクリスマス、

小1の娘とシフォンケーキを焼きました。

 

私の心は始める前からザワザワです。

小1の娘。自分でやりたい!気持ちはあるけどまだ1人ではできなくて。

卵の黄身と白身をうまく分けられなかったり、

ハンドミキサーのスイッチのon offが怖くて半べそになったりします。

 

通っているお菓子教室でもらったレシピで家でも何度か作っているものなのですが、

慣れていないから私自身も流れがつかめない。

(お菓子作りももともと苦手)

だからどこどうサポートしたらいいかわからなくて不安なんです。

 

お家でお子さんの書き初めをサポートするママの気持ちと一緒です。


 

ママも余裕を持ってサポートできるように、

ここで書き初めを仕上げるまでの流れを知っていただけたら嬉しいです♪

 

書き初め教室ではこの流れで一人一人が作品を仕上げています。

 

①意識するポイントをお手本で確認する

 ↓

②まず一回書いてみる

 ↓

③もっときれいに書きたい字を見つける→練習する

 ↓

④もう一度書いてみる

 ↓

⑤書いたものから一番良いものを選ぶ合格

 

 

一つ一つご紹介していきますね。

①意識するポイントをお手本で確認する

 

 

書き始める前に、コピーしたお手本でポイントを確認してみましょう。

 

・字の形

・大きさ

・場所やバランス

 

意識することはたくさんありますが

 

線の最後をはらうか、とめるか。

 

これは簡単で意識しやすく、

どの字を書くときにも共通していて効果が高いポイントです♪

 

 

②まず一回書いてみる

 

 

 

 

書いている途中で、娘が「赤しっぱいしちゃった!」と言いました。

形が気に入らなかったようです。

 

でもこんなとき、そのまま進んで最後まで書いてみてください。

 

また最初から書き直したいと思う子も多いのですが、

書き直してうまくいっても、この後の文字で失敗するかもしれません。

 

それを繰り返すと最後の方の文字を練習する機会がまわってこなくなってしまうので、まずは最後まで全ての文字を書いてみましょう♪

 

 

③もっときれいに書きたい字を見つける→練習する

さっきの「赤」はこの後しっかり練習します。書いたものを見返して、

・お子さんが納得いかなかった字

・もっときれいに書きたい字

を見つけてみましょう。

 

ここはお子さんの意見主体で進めることがおすすめです。

ママから見て練習してほしいと思う字は、極力厳選してみてください。

 

この字と、この字と、この字もここがあと少し、となってしまうとお子さんのやる気が下がってしまうことが多いので注意です!

 

 

 

④もう一度書いてみる

個別練習が終わったら、仕上げるつもりでもう一度全て書いてみましょう。

 

また練習したい文字が見つかれば、③を繰り返します。

 

ここでお家の方にしていただきたいのは

最後まで書いた作品は最終選考のために残しておく

ことです。

 

「この字が気に入らないからだめ」

ともしお子さんがクシャクシャにしそうな時は、そっと避けておいてくださいね。

 

 

⑤書いたものから一番良いものを選ぶ合格

なぜ④で、気に入らない部分があった作品も残しておくのか?

 

それはより良いものを目指して頑張っていても

「最後の作品が一番良いとは限らない」のが書道では当たり前のことだからです。

 

大人の書道家も作品を仕上げる時は同じです。

枚数を重ねながら良いものを残しておいて、最後に見比べて一番良いものを選びます。

 

子どもたちの書き初めを見ていると、

残した作品が10枚の子も、5枚の子もいるし、1枚の子もいます。

 

その子の書く体力の限界を超えているのに

「もう一枚だけ書いてみよう」は良い結果が出ないことがほとんどです。

 

サポートされるお家の方は、

お子さんがどのくらいの時間や練習枚数が

気持ちよく書ける範囲か予想して取り組んでみてください。

 

そしてその範囲で残せた作品を並べて、

一緒に一番良いものを選びましょう♪

 

 

書き初めのゴールは、お手本と同じ字を書くことではありません。

 

書き初めを通して「今までの自分の字で一番良い字を書く」ことです。

ぜひ、お子さん自身がそのことを実感できる行事になるよう

一番近くにいるお家の方がサポートしてあげてください飛び出すハート

 

書き初め応援しています!

 

 

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