管理栄養士国家試験と研究と私 -68ページ目

管理栄養士国家試験と研究と私

管理栄養士国家試験の合格に向けて、過去問解説をしたりします。研究や学会、食品や栄養のお話もします。

おはようございますニコニコ

国家試験本番、
わからない問題があったらどう切り抜けますか


それでは、今日も問題ですひらめき電球

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個体の恒常性に関する記述である。正しいのはどれか。
(1) 細胞外液は、体の全水分量の3分の2を占める。
(2) 細胞外液のpHは、7.50以上に維持されている。
(3) 血液中の水素イオン濃度が上昇すると、呼吸数は減少する。
(4) ミネラルコルチコイドは、尿細管におけるナトリウムの再吸収を促進させる。
(5) カルシトニンは、血液中のカルシウム濃度を上昇させる。
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正解は…(4) です!


×(1) 細胞外液は、体の全水分量の3分の1を占めます。
つまり、細胞内液は、体の全水分量の3分の2を占めます。
ちなみに、ヒトの体の体重の約60%が水分ですよ。

細胞内方が、細胞外よりも水分がたくさんあってうるうるひらめき電球
ちなみにちなみに、年をとって減るのは、細胞内液ですよ。


×(2) 細胞外液のpHは、7.35~7.45に維持されています。
体ってすごい!!


×(3) 水素は、お水に解けた状態では「酸性なので、「酸性」の物質と覚えておきましょう。
血液中の水素イオン濃度が上昇している=血液が酸性に傾いている。
ということなので、元に戻そうと、呼吸数を増やします

それは、呼吸数を増やせば、二酸化炭素(酸性)を排泄することができるからですニコニコ


◯(4) ミネラルコルチコイドのアルドステロンは、尿細管(遠位尿細管)からのナトリウムの再吸収を促進させる働きがあります。

アルドステロンは、カリウムの排泄も促進するということも覚えておくと良いですよ。

アルドステロンは副腎皮質ホルモンですよね。
副腎皮質ホルモンは、コレステロールから合成されるということも大事ですね。


×(5) カルシトニンは、血液中のカルシウム濃度を低下させます
カル下にん!(カルシウムを下に…のつもり」と覚えてみてください!
カルシトニンは、甲状腺から分泌されます。

ちなみに、血中のカルシウム濃度を上昇させるのは、パラトルモンです。
パラトルモンは、副腎皮質から分泌されます。



どうでしたか

(4)、(5)内容は、確実に覚えていて欲しいホルモンです。
丸暗記しなくてはいけない所ですね。

(3)は、血中の水素イオンが上昇した時、血液は「酸性」に傾く。ということを理解した上で、それを呼吸で戻せるか?ということを理解できているか?

なので、(3)、(4)、(5)は自信を持って「×」をつけて欲しい問題です

2)の体のpHが7.35~7.45に維持されているということも出来れば知っていて欲しいところです。


もし、細胞外液が体の水分のどれくらいを占めるのか?がわからなくても、
それ以外の知識があれば充分なわけです。


本番、絶対にわからない問題はあります。
そんなときに、自分の知識に自信を持てるように、
知識は確実にしておきましょうねひらめき電球


管理栄養士国家試験の食べ物と健康かお

必ずと言っていいほど出題されるのが、油脂の劣化指標です。


酸価は、トリグリセリドの酸化によってトリグリセリドから外れてしまった遊離脂肪酸の量のこと。
酸化すればするほど、酸価は高くなります。

過酸化物価は、トリグリセリドの酸化によって生じるヒドロペルオキシドの量。
自動酸化(その辺に油をほったらかしにしておいて、空気中の酸素によって酸化されること)によって、どんどん高くなります。
でも、熱酸化(揚げ物とか)では、過酸化物かは一旦高くなったあと、低くなります。
熱によって、ヒドロペルオキシドが分解されてしまうからです。

熱酸化の良い指標と成るのがカルボニル価です。
ヒドロペルオキシドが分解されてつくられるカルボニル化合物の量を測定します。

という感じですかお
覚えておきましょう音譜
管理栄養士国家試験にはいつくかのワナがしこまれていますむっ



1.いつもと同じなのに傾向が変わったと焦るワナ

2.考えても解らない問題をいつまでも考えてしまうワナ

3.社会・環境と健康でいきなり不安になるワナ

4.意外と足下が冷えるワナ

5.トイレの場所が分からないワナ



この5つのワナを無事くぐりぬければ合格ですニコニコ