酸価と過酸化物価とカルボニル価 | 管理栄養士国家試験と研究と私

管理栄養士国家試験と研究と私

管理栄養士国家試験の合格に向けて、過去問解説をしたりします。研究や学会、食品や栄養のお話もします。

管理栄養士国家試験の食べ物と健康かお

必ずと言っていいほど出題されるのが、油脂の劣化指標です。


酸価は、トリグリセリドの酸化によってトリグリセリドから外れてしまった遊離脂肪酸の量のこと。
酸化すればするほど、酸価は高くなります。

過酸化物価は、トリグリセリドの酸化によって生じるヒドロペルオキシドの量。
自動酸化(その辺に油をほったらかしにしておいて、空気中の酸素によって酸化されること)によって、どんどん高くなります。
でも、熱酸化(揚げ物とか)では、過酸化物かは一旦高くなったあと、低くなります。
熱によって、ヒドロペルオキシドが分解されてしまうからです。

熱酸化の良い指標と成るのがカルボニル価です。
ヒドロペルオキシドが分解されてつくられるカルボニル化合物の量を測定します。

という感じですかお
覚えておきましょう音譜