管理栄養士国家試験と研究と私 -40ページ目

管理栄養士国家試験と研究と私

管理栄養士国家試験の合格に向けて、過去問解説をしたりします。研究や学会、食品や栄養のお話もします。

毎日お昼寝をしたい!!

お昼ごはんを食べた後、だいたい眠たくなるプンプン
眼球がひっくり返りそうなくらいプンプン

例えば・・・

12時 お昼休み
12時40分 お昼休み終わり
13時40分 お昼寝休み
14時 お昼寝休み終わり

ってな感じにならないかな得意げ

何年か前ですが、

昼寝を1日20~30分すると、心筋梗塞のリスクが30%下がる!

ってのがありました。

健康な社会のためにも、医療費削減のためにも、
お昼寝休みが導入されないものだろうかかお
私にとってのワールドカップは、国際学会です得意げ

国際学会には年に1~2回参加します。

私の場合、殆どの場合ポスター発表になってしまいますが、
研究テーマが面白かったりする時は、口頭発表をさせてもらえますニコニコ

自称?ワールドカップニコニコニコニコ

初出場のワールドカップでは、
原稿を読みながら発表しました。
質問にはうまく答えられませんでした。
予選リーグ0勝3敗で、敗退です。

2回目のワールドカップでは、
原稿を読みながら発表しました。
質問にはうまく答えられませんでしたが、
会場の外で、質問してくれた人とコミュニケーションをとりました。
予選リーグ1勝2敗で、敗退です。

3回目のワールドカップ・・・
なんとか決勝トーナメントを目指しての挑戦ですプンプン
原稿なしで発表しました。
まず1勝!!
しかし・・・質問にはうまくこたえられませんでした。
1敗ガーン
ここで、ちゃんと会場の外で話せば良かったのに・・・
意気消沈して、そのままウジウジしていましたショック!
1敗ガーン
結果・・・1勝2敗、予選リーグ敗退。
前回からの進歩なししょぼん

8月にインドネシアで4回目のワールドカップ。
決勝進出目指して頑張りますニコニコ!!



おはようございますニコニコ
スベスベマンジュウガニです。

ところでみなさん、スベスベマンジュウガニってご存知ですか?
スベスベマンジュウガニってかわいい?名前ですが、
実は毒を持っているんです!
私が可愛いけど毒を持っている…なんて怖い意味はありませんよシラー

この名前気に入っています。


では、今週も過去問解説いきますよ~~~

********************
ヒト体内における脂肪酸に関する記述である。◯か×か?

(1)オレイン酸は、必須脂肪酸である。
(2)エイコサペンタエン酸は、パルミチン酸から合成される。
(3)ドコサヘキサエン酸は、γ-リノレン酸から合成される。
********************

脂肪酸で覚えるべきポイントは、

①必須脂肪酸が何か?
n-◯系、炭素数◯個

です。
これを覚えていないと勝負できませんよむっ


×(1) オレイン酸は必須脂肪酸ではありません。
必須脂肪酸は、リノール酸、αリノレン酸の2つです。
必須脂肪酸は、生体内で合成することができないので、”必須”脂肪酸なんですよ。

オレイン酸は、他の脂肪酸から合成することができます。

オレイン酸は、n-9系1価不飽和脂肪酸
n-◯系は、二重結合位置
◯価は、二重結合の数
のことを示しているので、
オレイン酸は、メチル基側から9番目の位置に、1つ二重結合がある脂肪酸です。


×(2)エイコサペンタエン酸は、n-3系の脂肪酸です。
エイコサペンタエン酸は、同じくn-3系のα-リノレン酸から合成されます。

ちなみに、パルミチン酸は炭素数16の飽和脂肪酸です。



×(3)ドコサヘキサエン酸α-リノレン酸から合成されます。
ドコサヘキサエン酸は、エイコサペンタエン酸と同様にn-3系の脂肪酸です。


ここで、管理栄養士国家試験に最低限必要な脂肪酸をまとめます。
これだけは覚えてしまいましょうひらめき電球


※Cは炭素のことです

【飽和脂肪酸(二重結合なし)】
C16(炭素数16) パルミチン酸
C18 ステアリン酸

一価不飽和脂肪酸(二重結合1つ)】
n-9系 C18:1(二重結合1つ) オレイン酸

ちなみに、オレイン酸はオリーブ油に多く含まれますニコニコ

【多価不飽和脂肪酸】
n-6系

C18:2 リノール酸…必須脂肪酸
  ↓
C18:3 γ(ガンマ)-リノレン酸
  ↓
  ~
 
C20:4 アラキドン酸


n-3系

C18:3 α-リノレン酸…必須脂肪酸
  ↓
  ~
 
C20:5 エイコサペンタエン酸(EPA)
 
  ~
  
C22:6 ドコサヘキサエン酸(DHA)


EPA、DHAはよくご存知かと思いますが、青魚に多く含まれています。


リノール酸→γ-リノレン酸…などというように矢印でしめしている部分は、
生体内で合成することができるということです。

つまり、必須脂肪酸であるリノール酸、α-リノレン酸があれば、炭素数を増やしたり、二重結合を増やしたり、を身体がやってくれるということです。


長くなってしまいましたが、脂肪酸は覚えてしまわないとはじまらない!ということで、いまのうちにさっさと覚えてしまいましょう!


では、また来週~~